【岩手】新安比温泉/静流閣 [温泉【岩手】]
2017年2月3日(土)。
新安比温泉の「静流閣」さんに立ち寄り湯で入浴しました。
新安比温泉は岩手県八幡平市にある温泉地で、
近くにある安比温泉からさらに国道282号線を北上した所にありまして、
ちょうど高速の東北自動車道と八戸自動車道が交わる安代JCTの真下にあります。
新安比温泉は、こちらの「静流閣」さんのみの一軒宿の温泉です。
こちらが本館の宿泊棟です。
「静流閣」は本館の宿泊棟の他に、別館として温泉入浴施設が併設されている形になります。
源泉が2本ありまして、「金の湯」と「銀の湯」という泉質の異なる温泉があります。
別館の温泉入浴施設です。
宿泊の方は本館から連絡通路が繋がっていますのでそちらから移動という形になりますが、
日帰り入浴の場合は、別館に直接入口がありますので、
こちらから入る形になります。
別館の玄関です。
玄関を入ってすぐ右手にフロントがあります。
日帰り入浴の方は、こちらで受付をします。
フロントの方の対応はとても親切、丁寧でした。
正面奥にお食事処があります。
左手はちょっとしたロビーになってます。
温泉は左手の方向にあります。
最初に「銀の湯」の方からご案内いたします。
ロビーの所を右に曲がりまして、
すぐ左手に本館に通じる連絡通路があります。
左に曲がって本館への通路を進んでいきますと、
通路の中程に案内板が見えてきます。
画像は反対側の方向から撮ってしまいましたが、
こちらが目印です。
ここを左に曲がります。
この画像だと右手の通路ですね。
角を曲がったら、突き当りが「銀の湯」の浴室「らくらく湯」の入口になってます。
入口を入ってすぐに道が2手に分かれていて、
右が男湯、左が女湯になってます。
脱衣所です。
脱衣所の暖簾の奥には、湯上り処もあります。
温泉分析書(銀の湯)
泉温:30.8℃
pH:6.7
成分総計:31,600mg
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性・中性・低温泉)
こちらの新安比温泉は、凄く成分が濃い温泉です。
集約型でほとんどが強塩泉の成分になってます。
お湯の色は茶色のにごり湯となってます。
浴槽の縁には赤褐色の温泉成分の積出物が付着しています。
療養泉の基準には達してませんが鉄分が多く含まれているため、
温泉成分が空気に触れて酸化することによって、
茶色に変色しています。
強塩泉ですので塩の味でかなりしょっぱくて、
加えて鉄分特有の苦みがあります。
浴室はこじんまりとした雰囲気で、
共同浴場の様な簡素な浴槽でした。
鄙びた感じがあって、浴感も良かったです。
浴槽は、入って左側にあります。
洗い場もありまして、浴室を入って右側にあります。
浴槽の湯口です。
浴槽の縁も温泉成分の積出物が付着して、
赤褐色に変色してました。
次に「金の湯」をご紹介します。
先ほどのロビーまで戻って、フロントの方からですと左手に階段がありますので、
階段を下りて地下1階に行きます。
階段を下りて、右手に行くとこの様な場所に出ます。
こちらが浴室の入口です。
ここで下駄箱があります。
左手が男湯、右手が女湯です。
温泉分析書(金の湯)
泉温:38.3℃
pH:6.8
成分総計:31,100mg
泉質:含鉄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性・中性・温泉)
こちらも温泉成分がかなり濃い温泉となっております。
「銀の湯」と異なるのは、鉄分の量ですね。
こちらは療養泉の基準に達しているので、含鉄泉になります。
お湯の色はこちらは赤~い赤褐色のにごり湯になってます。
味は同じように、食塩のような強いしょっぱさと鉄分の苦みが合わさった味でした。
強食塩泉でこれだけ濃度が高い温泉成分が含まれていて、
15,000mgを超えると高張性になるのですが、
そうしますと温泉の成分が体に浸透しやすくなり、
湯あたりをしやすくなりますので、
温泉に体が慣れていない方は注意が必要ですね。
ちなみに、温泉分析書を見てわかることとして、
加温と加水が共にされていて相反する行為をしているので、
「どういうこと?」と不思議に思うかもしれませんが、
これは温泉成分を加水によって薄めているので、
薄めた分下がった泉温を加温によって温めているということですね。
源泉のままだと成分が濃過ぎるので、加水をして20,000mg程度まで薄めているようです。
塩化物泉は温まりの湯といわれておりますが、
これだけ成分が濃くて、
さらに含鉄泉ですので保温効果が抜群で、
真冬の寒い時期に入浴したにもかかわらず、
入浴後はしばらく汗だくでした(^_^;)
お風呂を出て少しした後でも、
体が火照って汗がブワーっと噴き出てくる感じです!
早速浴室に入ってみましょう。
左手に洗い場が一列に並んでいます。
洗い場の手前には、
スウェーデン製のサウナがありました。
そして、こちらが「金の湯」の浴槽です。
赤褐色の濃い~色のにごり湯ですね!
浴槽が2つあって、奥側が源泉かけ流しの浴槽になってます。
湯口はこの様な形で、お湯に注がれています。
お湯の色も凄いインパクトがあるのですが、
温泉成分の積出物の付着具合も凄かったです。
温泉成分の付着が凄くて、床が赤く変色してました。
洗い場側にもこの様な感じで、
かなり温泉成分が付着してました。
こちらが手前側の浴槽です。
こちらが奥側の浴槽ですね。
お湯の温度は適温で暖かいです。
赤~いお湯にじっくりとつかって、
思う存分温まりました!
浴感もとても良かったです。
「金の湯」の浴室のすぐ外には、露天風呂もあります。
露天風呂は、温泉ではなく真湯で無色透明のお湯です。
露天風呂なのですが見晴らしが良いだけに、
すぐ外が道路と駐車場になってますので、
目立つ行動をすると、外から丸見え状態になりますw
露天風呂の外側の縁はこんな感じで外に流れ落ちているように見えるよう、
細工が施されてます。
寝湯の背もたれにつかって外を眺めると、
こんな感じに見えるので、
景観は良いですね。
奥には110cmの深さがある、
立ち湯の様な浴槽があります。
浴槽はこんな感じですね。
深いですが、浴槽の中に階段状に段差が出来ているので安心です!
外側のお湯の浅い縁に腕と頭を置いて、
お腹から足はお湯に浮かせた形でうつ伏せに寝そべることが出来るので、
これは良い!面白い入浴方法を見つけた、と一人で盛り上がってましたw
露天風呂には、横になって休めるスペースもあって、
のんびりくつろげる配慮が素敵ですね。
帰りがけに、ロビーで腰かけながら荷造りをしていたら、
「静流閣」の年配のフロントの従業員の方が話しかけてくださって、
色々とお話を伺わせていただきました。
温泉が限りある資源ということを実感させられるお話で、
実はこちらの「静流閣」さんの源泉は、
平均して数か月に1回の頻度で
ある日突然「金の湯」の源泉の湧出が止まってしまうことがあるそうなのです。
すぐにまた自動的に湧き出してきて復旧するそうですが、
原因は不明で、しかも前触れも規則性も無くて、
2~3週間でまた源泉が止まってしまうこともあれば、
半年くらいは止まらずに出続けてくれる時もあるそうです。
自然が相手なので、こればっかりはどうしようもないですね(^_^;)
ちなみに「金の湯」の源泉の湧出が止まった時には、
「銀の湯」の源泉を「金の湯」に配湯して提供しているそうです。
■新安比温泉 静流閣
HP:http://www.sinappi.jp/
立ち寄り湯
営業時間:10:00~19:00受付 ※日帰りお休み処「米代」:10:00~15:00(無料)
入浴料:700円
新安比温泉の「静流閣」さんに立ち寄り湯で入浴しました。
新安比温泉は岩手県八幡平市にある温泉地で、
近くにある安比温泉からさらに国道282号線を北上した所にありまして、
ちょうど高速の東北自動車道と八戸自動車道が交わる安代JCTの真下にあります。
新安比温泉は、こちらの「静流閣」さんのみの一軒宿の温泉です。
こちらが本館の宿泊棟です。
「静流閣」は本館の宿泊棟の他に、別館として温泉入浴施設が併設されている形になります。
源泉が2本ありまして、「金の湯」と「銀の湯」という泉質の異なる温泉があります。
別館の温泉入浴施設です。
宿泊の方は本館から連絡通路が繋がっていますのでそちらから移動という形になりますが、
日帰り入浴の場合は、別館に直接入口がありますので、
こちらから入る形になります。
別館の玄関です。
玄関を入ってすぐ右手にフロントがあります。
日帰り入浴の方は、こちらで受付をします。
フロントの方の対応はとても親切、丁寧でした。
正面奥にお食事処があります。
左手はちょっとしたロビーになってます。
温泉は左手の方向にあります。
最初に「銀の湯」の方からご案内いたします。
ロビーの所を右に曲がりまして、
すぐ左手に本館に通じる連絡通路があります。
左に曲がって本館への通路を進んでいきますと、
通路の中程に案内板が見えてきます。
画像は反対側の方向から撮ってしまいましたが、
こちらが目印です。
ここを左に曲がります。
この画像だと右手の通路ですね。
角を曲がったら、突き当りが「銀の湯」の浴室「らくらく湯」の入口になってます。
入口を入ってすぐに道が2手に分かれていて、
右が男湯、左が女湯になってます。
脱衣所です。
脱衣所の暖簾の奥には、湯上り処もあります。
温泉分析書(銀の湯)
泉温:30.8℃
pH:6.7
成分総計:31,600mg
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性・中性・低温泉)
こちらの新安比温泉は、凄く成分が濃い温泉です。
集約型でほとんどが強塩泉の成分になってます。
お湯の色は茶色のにごり湯となってます。
浴槽の縁には赤褐色の温泉成分の積出物が付着しています。
療養泉の基準には達してませんが鉄分が多く含まれているため、
温泉成分が空気に触れて酸化することによって、
茶色に変色しています。
強塩泉ですので塩の味でかなりしょっぱくて、
加えて鉄分特有の苦みがあります。
浴室はこじんまりとした雰囲気で、
共同浴場の様な簡素な浴槽でした。
鄙びた感じがあって、浴感も良かったです。
浴槽は、入って左側にあります。
洗い場もありまして、浴室を入って右側にあります。
浴槽の湯口です。
浴槽の縁も温泉成分の積出物が付着して、
赤褐色に変色してました。
次に「金の湯」をご紹介します。
先ほどのロビーまで戻って、フロントの方からですと左手に階段がありますので、
階段を下りて地下1階に行きます。
階段を下りて、右手に行くとこの様な場所に出ます。
こちらが浴室の入口です。
ここで下駄箱があります。
左手が男湯、右手が女湯です。
温泉分析書(金の湯)
泉温:38.3℃
pH:6.8
成分総計:31,100mg
泉質:含鉄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性・中性・温泉)
こちらも温泉成分がかなり濃い温泉となっております。
「銀の湯」と異なるのは、鉄分の量ですね。
こちらは療養泉の基準に達しているので、含鉄泉になります。
お湯の色はこちらは赤~い赤褐色のにごり湯になってます。
味は同じように、食塩のような強いしょっぱさと鉄分の苦みが合わさった味でした。
強食塩泉でこれだけ濃度が高い温泉成分が含まれていて、
15,000mgを超えると高張性になるのですが、
そうしますと温泉の成分が体に浸透しやすくなり、
湯あたりをしやすくなりますので、
温泉に体が慣れていない方は注意が必要ですね。
ちなみに、温泉分析書を見てわかることとして、
加温と加水が共にされていて相反する行為をしているので、
「どういうこと?」と不思議に思うかもしれませんが、
これは温泉成分を加水によって薄めているので、
薄めた分下がった泉温を加温によって温めているということですね。
源泉のままだと成分が濃過ぎるので、加水をして20,000mg程度まで薄めているようです。
塩化物泉は温まりの湯といわれておりますが、
これだけ成分が濃くて、
さらに含鉄泉ですので保温効果が抜群で、
真冬の寒い時期に入浴したにもかかわらず、
入浴後はしばらく汗だくでした(^_^;)
お風呂を出て少しした後でも、
体が火照って汗がブワーっと噴き出てくる感じです!
早速浴室に入ってみましょう。
左手に洗い場が一列に並んでいます。
洗い場の手前には、
スウェーデン製のサウナがありました。
そして、こちらが「金の湯」の浴槽です。
赤褐色の濃い~色のにごり湯ですね!
浴槽が2つあって、奥側が源泉かけ流しの浴槽になってます。
湯口はこの様な形で、お湯に注がれています。
お湯の色も凄いインパクトがあるのですが、
温泉成分の積出物の付着具合も凄かったです。
温泉成分の付着が凄くて、床が赤く変色してました。
洗い場側にもこの様な感じで、
かなり温泉成分が付着してました。
こちらが手前側の浴槽です。
こちらが奥側の浴槽ですね。
お湯の温度は適温で暖かいです。
赤~いお湯にじっくりとつかって、
思う存分温まりました!
浴感もとても良かったです。
「金の湯」の浴室のすぐ外には、露天風呂もあります。
露天風呂は、温泉ではなく真湯で無色透明のお湯です。
露天風呂なのですが見晴らしが良いだけに、
すぐ外が道路と駐車場になってますので、
目立つ行動をすると、外から丸見え状態になりますw
露天風呂の外側の縁はこんな感じで外に流れ落ちているように見えるよう、
細工が施されてます。
寝湯の背もたれにつかって外を眺めると、
こんな感じに見えるので、
景観は良いですね。
奥には110cmの深さがある、
立ち湯の様な浴槽があります。
浴槽はこんな感じですね。
深いですが、浴槽の中に階段状に段差が出来ているので安心です!
外側のお湯の浅い縁に腕と頭を置いて、
お腹から足はお湯に浮かせた形でうつ伏せに寝そべることが出来るので、
これは良い!面白い入浴方法を見つけた、と一人で盛り上がってましたw
露天風呂には、横になって休めるスペースもあって、
のんびりくつろげる配慮が素敵ですね。
帰りがけに、ロビーで腰かけながら荷造りをしていたら、
「静流閣」の年配のフロントの従業員の方が話しかけてくださって、
色々とお話を伺わせていただきました。
温泉が限りある資源ということを実感させられるお話で、
実はこちらの「静流閣」さんの源泉は、
平均して数か月に1回の頻度で
ある日突然「金の湯」の源泉の湧出が止まってしまうことがあるそうなのです。
すぐにまた自動的に湧き出してきて復旧するそうですが、
原因は不明で、しかも前触れも規則性も無くて、
2~3週間でまた源泉が止まってしまうこともあれば、
半年くらいは止まらずに出続けてくれる時もあるそうです。
自然が相手なので、こればっかりはどうしようもないですね(^_^;)
ちなみに「金の湯」の源泉の湧出が止まった時には、
「銀の湯」の源泉を「金の湯」に配湯して提供しているそうです。
■新安比温泉 静流閣
HP:http://www.sinappi.jp/
立ち寄り湯
営業時間:10:00~19:00受付 ※日帰りお休み処「米代」:10:00~15:00(無料)
入浴料:700円