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【富山】庄川湯谷温泉 [温泉【富山】]

2018年9月23日(日)。
富山県砺波市にあります、庄川湯谷温泉に立ち寄りました。
庄川湯谷温泉は小牧ダムのダム湖のすぐ下流側に位置する温泉で、
ダムからの迫力ある放流も観ることが出来ます。
その川のほとりに湧く温泉で、
かつては温泉宿として営業しておりましたが、
今は日帰り専門の入浴施設として残されています。


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建物の外観です。
一見すると普通に営業している旅館に見えますね。
庄川湯谷温泉は、
・内湯(男女)
内湯のみの浴室となっています。


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こちらが玄関です。


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玄関を入って正面に案内の紙が貼られています。


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無人で入浴料を入れる籠が設置されているので、
右側の黄色い籠に入浴料を入れます。


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浴室は、玄関を入った左手前の奥にあります。
玄関を入って左手にある通路があるので、
左に曲がって進んでいきます。


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館内の通路です。
ビールの自販機が設置されていました。


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途中で曲がり角がありますが、
気にせず道なりに通路を進んでいきます。


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通路の奥の方です。
右側にかつて客室だった部屋が立ち並んでいます。


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通路の突き当りまで行くと、
ダムが見えてきます。


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放水されているからか、
川の流れはかなり急流でした。
浴室は青いビニールシートの手前側の川沿いに
コンクリート製の小さいドーム状の構造物があってその地下にあります。


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通路の突き当りに階段が続いていますので、
ここを降りて行きます。


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浴室の入口です。
右が男湯、左が女湯になっていました。
蛇腹のカーテンを開けると脱衣所になっています。


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温泉分析書
・泉温:41℃
・pH:不明ですが中性
・成分総計:3,064mg/kg
・泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(中性・低張性・高温泉)
・泉質別適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

この温泉分析書はなんと!大正13年に発行されたもので、
古さがこの温泉の歴史を物語っていますね。
湯量がとっても豊富で常にドバドバかけ流されています。
泡が多くて皮膚に泡が付着して泡々になります。
湯の花は少ないですが、白い細かな湯の花がジャッカンではありますが浴槽に舞っています。
温泉特有のミネラル臭がして、かすかに苦みのある味でした。
お湯は、ツルツルした滑らかな感触でした。
温泉の泉温は、適温で丁度良いくらいで、長湯も可能な温度です。


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脱衣所にあるこのドアの先が浴室になっています。


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ドアを開けると階段があって、
階段下の左側がそのまま浴槽になっています。


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浴槽内はこんな感じの雰囲気で、とってもさびれた感があります。
苔が壁にびっしり生えていますw


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階段の上から浴槽を観ると、
こんな感じです。


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階段の下がそのまま浴槽になっています。


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浴槽は広くはありませんが、
そんなに狭くは無いです。


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湯口です。
面白い形状をした湯口ですが、
ここから常にドバドバッと放流状態でかけ流されています。


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浴槽は浅い部分があって、
この深さでしたら寝湯も出来そうですね。
余ったお湯は木枠の奥の溝を伝って、川に放流されています。


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浴槽の深い部分は2段の段差があって、
一番深い所は胸まであってかなり深いです!


■ガラパン's Check
浴室はさびれた感が満載で、狭い空間ですが、
浴槽は思ったほど狭くはなかったです。
さびれた雰囲気がかえって秘湯感を醸し出しています。
ダムのすぐ下流にあって、浴槽からの眺めは望めませんが、
なかなかのロケーションでした。
湯量がとても豊富で、常にドバドバと源泉かけ流しのお湯が放流されています。
これほど湯量が多いと、自然と湯使いが良くなりますので温泉の質も文句なしです。
浴感も素晴らしく、ぜひおすすめの温泉です。
・ロケーション:★★★
・湯使い:★★★★★
・湯量:★★★★★
・秘湯度:★★★★
・おすすめ度:★★★★★


■庄川湯谷温泉
〒932-0303
富山県砺波市庄川町湯谷235
TEL:0763-82-0646

・日帰り入浴で利用
営業時間:9:00~17:00
入浴料:500円
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【富山】金太郎温泉 [温泉【富山】]

2018年9月23日(日)。
富山県魚津市あります、金太郎温泉に日帰り入浴で立ち寄りました。
JR北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から車で20分程の距離にある、
1件宿の温泉です。


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こちらが外観です。
旅館と「カルナの館」という日帰り温泉施設が併設されたタイプです。
「金太郎温泉」には、
・大浴場(男女)
浴室は1つですが、
大浴場には
・内湯
・寝湯
・健康道場
・ジャグジー風呂
・腰掛け足湯
と5種類の浴槽があります。
露天風呂もぬるめと熱めの2つの浴槽があって、
バラエティーに富んだ浴室となっています。


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こちらがカルナの館の入口です。


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入口を入って左斜め前に受付があります。


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受付の隣がお土産屋さんのスペースになっています。
通路を道なりに右に曲がります。


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こんな感じで通路が続いています。
奥まで行くと旅館の方に行くことが出来ます。


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手前側の右手には食堂もあります。
かなりの混み具合でした。


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食堂を過ぎてすぐ左手に浴室の入口があります。
手前が男湯、奥が女湯になっていました。


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温泉分析書
・泉温:73.5℃
・pH:不明
・成分総計:16,688mg/kg
・泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(硫化水素型)(中性・高張性・高温泉)
・泉質別適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化濃症末梢循環障害、切り傷、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

浴室に入るなり、硫黄臭がします。
お湯は凄く甘しょっぱくて、硫黄泉らしい乳白色のお湯です。
ジャッカン透明感があり、ヌルツルした感触のお湯でした。
特徴は硫黄泉でありながら、成分総計が16,000mg/kg以上もある強塩泉でもあり、
青森の三内温泉の三内ヘルスセンターと同じ様な珍しい泉質です。
三内温泉と異なるのが、水素イオン濃度であるpHが中性の温泉ということです。
硫黄泉はほとんどが酸性で、たまにアルカリ性ということもありますが、
中性の硫黄泉は非常にレアな温泉なので、
通好みの温泉ですね。


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浴室に入ると、まずかけ湯の浴槽があります。


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浴室の右手にメインの内湯の浴槽があります。
奥にある大きい岩のオブジェが存在感ありますw


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湯口です。
湯量はまずまずですね。


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お湯の色は青みがかった乳白色で、透明感も残っています。
硫黄泉らしく白い細かい湯の花もたくさん舞っていました。


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腰掛け足湯。
ただの足湯ではなく、腰掛ける場所と背もたれの部分にお湯が流れています。


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寝湯とジャグジー風呂です。


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ジェットバス。
ここの浴槽は深さがあって、胸下したくらいまで水深があります。


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健康道場。
ここは源泉かけ流しの源泉を自然冷却でそのまま提供されています。


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湯口にコップが置いてあって、飲泉も出来るようです。
源泉が新鮮な証ですね。


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洗い場は、寝湯の奥のエリアにあります。


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サウナとアカスリコーナーもあります。
健康ランド的な感じですね。


■露天風呂
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こちらが露天風呂エリアです。
内湯から外に出た場所から見ると、右手と左手で浴槽が2つに分かれています。


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左手が広い浴槽で熱めの泉温になっています。


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湯口です。
湯量もなかなかの量です。


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露天風呂の方が乳白色のにごり味が強いですね。


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右手側が小さ目の浴槽でぬるめの泉温でした。


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湯口です。
こちらの湯量は少ないですね。


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こちらの方がより青みが強い乳白色でした。


■ガラパン's Check
内湯の浴室に積み上げられた大きな岩々がとても存在感がある特徴のある温泉です。
露天風呂も眺望は望めませんが、
広めの浴槽なので開放感は味わうことが出来るでしょう。
硫黄泉で強食塩泉という珍しい組み合わせの泉質の温泉で、
源泉かけ流しで提供されていますので、
お湯の質にこだわる方にはぜひおすすめしたい温泉ですね。
飲泉も出来ますので、飲用の効果も期待できます。
・ロケーション:★★★
・湯使い:★★★★
・湯量:★★★
・秘湯度:★★
・おすすめ度:★★★★


■金太郎温泉
HP:https://www.kintarouonsen.co.jp/
〒937-0013
富山県魚津市天神野新6000
TEL:0765-24-1220

・日帰り入浴で利用
営業時間:8:30~23:30(最終受付23:00)
入浴料:1日コース 大人1640円 子供820円、3時間コース 大人1030円 子供515円
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【富山】小川温泉/小川温泉元湯 ホテル小川 [温泉【富山】]

2018年9月23日(日)。
富山県下新川郡朝日町にあります、
小川温泉「小川温泉元湯 ホテル小川」に日帰り入浴で立ち寄りました。
北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から車で40~50分程の
朝日小川ダムの奥にある秘湯の1件宿の温泉です。


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こちらが建物の外観です。
「小川温泉元湯 ホテル小川」には、
・大浴場(男女)
・露天岩風呂(男女)
・天然洞窟野天風呂(混浴)※冬季閉鎖(12月〜4月中旬)
・野天風呂蓮華の湯(女性専用)※冬季閉鎖(12月〜4月中旬)
4つの浴室があります。
天然洞窟野天風呂と蓮華の湯は、宿から10分程歩いた山裾にあります。


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宿の直前までトンネルになっています。


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ホテルの玄関です。
早速入ってみます。


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玄関を入ってすぐ右手にフロントがあります。


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玄関を入って正面奥にロビーがあります。


■大浴場
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まずは内湯の大浴場から紹介します。
ロビーに正面向かって右側の通路を奥に進んでいきます。


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正面にエレベーターが見えてきます。
フロントが2階にあって、大浴場は1階なので、
エレベーターで1階に下ります。
エレベーター脇に階段もあるので、そちらも利用できます。


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エレベーターを降りて正面奥に大浴場があります。


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右手が男湯、正面が女湯になっていました。


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温泉分析書
・泉温:52.0℃
・pH:不明
・成分総計:1,225mg/kg
・泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(不明・低張性・高温泉)
・泉質別適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

源泉は1つなので、どの浴室の温泉も同じになっています。
お湯の感触は癖のないサラッとしたお湯で、
お湯の色は無色透明です。
温泉らしいミネラルの匂いがします。
こういう温泉の匂い、けっこう好きですね。
泉温は適温で程よい湯加減でした。


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こちらが大浴場の浴槽です。
切石風呂の浴槽です。


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こちらが湯口です。
おしゃれな造りですね。


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浴槽は2段になっていて、
浅い所と普通の深さの所があります。
お湯の色は無色透明です。


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洗い場です。
大浴場にだけ洗い場があります。


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大浴場にはサウナも設置されています。


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ここから外に出ると


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檜桶露天風呂があります。
桶風呂にしてはかなり大きいですね。


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湯口です。


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檜で出来ているので檜の香りがしてリラックス効果があります。


■露天岩風呂
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次に露天岩風呂を紹介します。
露天岩風呂は2階にありますので、
先ほどのフロントからエレベーターに向かう通路で、
エレベーターを無視してそのまま通路を奥に進んでいきます。


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途中に宴会場がありますが、
そのまま気にせず通路を奥に進んでいきます。


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露天岩風呂は一番奥の建物にありますので、
通路を端まで突っ切ります。


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通路の突き当りです。
この扉を出ます。


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するとスロープ状の通路が続いていて、


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すぐ温泉棟の建物がありますので、
ここを入ります。


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入口を入った所です。
すぐ正面に露天岩風呂の浴室があります。


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こちらが露天岩風呂です。
浴槽は小さ目です。


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湯口です。
岩の上からかけ流されています。
湯量は多くはないです。


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ホテルの目の前を流れる小川に隣接していて、
橋の袂に近い位置にあります。
人口の滝が目の前にあって、景観はなかなかです。


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露天風呂から身を乗り出して観るとこんな感じです。
けっこう川の水量が多いので、ゴー!という迫力ある音が聞けます。


■天然洞窟野天風呂・蓮華の湯
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ホテルから一旦外に出ます。
ホテルを出たら、左手側(山側)の道を行きます。


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ホテルの駐車場から先は遊歩道という扱いになっています。


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標識も出てます。


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少し歩くと、橋と人口の滝が見えてきます。
露天岩風呂から見えた所ですね。


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この橋を渡って行きます。


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橋の上からの山側の景色です。


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橋を渡ってすぐに、
落石防止のため迂回路が設けてあります。


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迂回路から元の道に戻った所に、
源泉の湧出場所らしきものが。
お湯が溢れて、周りに温泉の析出物が付着しています。


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そのまま道なりに進んでいきます。


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このお地蔵様が見えたら、すぐそこです。


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この左手が天然洞窟野天風呂、
奥が蓮華の湯になっています。


■野天風呂 蓮華の湯
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※HPからお借りしました。
こちらが蓮華の湯です。
女性専用となっています。
写真の感じだと滝が見えて、なかなか景観が良さそうですね。


■天然洞窟野天風呂
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最後に天然洞窟野天風呂を紹介します。
お地蔵様と標識のすぐ左手の階段の上に脱衣所があります。
脱衣所は右側が男性、左側が女性になっています。


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階段の途中に、
浴槽から溢れた余ったお湯が流れている所があります。


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そして、こちらが天然洞窟野天風呂です。
洞窟はちょっとした奥行きだけですが、
その手前の湯口がある温泉成分の析出物が付着した岩肌の存在感が大きいですね。


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浴槽はそれなりの広さがあります。
泉温は適温で、湯口から距離のある手前側がジャッカンぬるめになっています。


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湯口です。
3本の筒から打たせ湯の様にお湯が提供されています。
それ以外にも岩肌からも直接お湯が流れてきています。


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岩肌のアップです。
温泉成分の析出物が洞窟の鍾乳石に似ていますね。


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お湯の色は無色透明です。
浴槽の深さは深くは無いですね。


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洞窟の奥です。
奥の岩肌から湧水が浴槽に流れてきています。


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洞窟部分の奥側から外の眺めです。


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浴感は抜群で、
午前中の日差しに湯気が反射して、
とても新鮮な雰囲気の中でお湯につかれました。


■ガラパン's Check
天然洞窟野天風呂は秘湯感があって、ロケーションはとてもいいですね。
ホテルの露天岩風呂からの川の眺めもなかなかです。
源泉かけ流しで温泉が提供されているので、
浴感は素晴らしかったです。
天然洞窟野天風呂と蓮華の湯は冬季(12月〜4月中旬)は閉鎖されていますので、
訪れる時期には注意が必要です。
ロケーション:★★★★
湯使い:★★★★
湯量:★★★★
秘湯度:★★★★
おすすめ度:★★★★


■小川温泉/小川温泉元湯 ホテル小川
HP:https://www.ogawaonsen.co.jp/
〒938-0163
富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1
TEL:0765-84-8111

・日帰り入浴で利用
営業時間:9:00~14:30
入浴料:大人1000円、小学生500円
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【大阪】犬鳴山温泉/山乃湯 [温泉【大阪】]

2017年1月6日(土)。
犬鳴山温泉の「山乃湯」に日帰り入浴で立ち寄りました。
同じ敷地内にある「湯元温泉荘」が経営していて、
犬山温泉の源泉を集中管理している施設で、
日帰り専門の入浴施設を兼ねています。
ここから犬鳴山温泉の全ての温泉施設に引湯されています。
源泉の温度が低くて冷鉱泉のため加温はしていますが、
犬鳴山温泉で唯一の源泉かけ流しの温泉を提供しています。


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こちらが外観です。
かなり寂れた雰囲気ですね。
営業しているのかな?と思ってしまうくらい、
足を踏み入れるのにジャッカン勇気がいりましたw
こちらの「山乃湯」には、
・内湯(男女)
内湯のみの浴室となっています。


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温泉街を通る県道62号線の道端に入り口があります。
目立たないので、わかりづらいですねw


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道に沿う形で階段を下りて行きます。


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こちらが入口です。


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入口を入った所です。
番頭のおばあちゃんが通路にいて、
その奥が湯上り処になっています。
気の良い親切なおばあちゃんでした。
おばあちゃんに入浴料を手渡しして、
通路真ん中辺にある階段を下りた所に浴室があります。


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階段を下りると、
左手が男湯で右手が女湯になっています。


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温泉分析書
・泉温:18.3℃
・pH:8.8
・成分総計:775mg/kg
・泉質:単純硫黄冷鉱泉(硫黄型)(アルカリ性・低張性・冷鉱泉)
・泉質別適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化濃症

犬鳴山温泉は集中管理なので、どこの温泉施設も泉質は全く一緒です。
ただ、昔の温泉分析書も掲げられていて、
昔は別の泉質で温泉分析書によるとナトリウム-炭酸水素塩温泉だったようです。
比較すると成分総計が半分近くまで落ちて、
その代わりに硫化水素イオンが0.6mgから2.1mgに増えています。
成分量が落ちてナトリウム-炭酸水素塩泉ではなくなり、
硫黄が増えたことによって硫黄泉になったということですね。
療養泉の基準に満たなくなってナトリウム-炭酸水素塩泉ではなくなったといっても、
成分を多く含んでいることに変わりは無いので、
pH8.8の水素イオン濃度と相まって、
とろみのあるお湯になっていると思われます。
クレンジング効果があって、美肌効果が期待出来ます。
硫黄泉の効果として殺菌効果もあるので、ダブルで肌に良い温泉です。
冷鉱泉のため、加温はされています。


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こちらが浴槽です。
窓が大きいので外が眺められて内湯にしては開放感があります。
タイル張りの浴槽でした。


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こちらが湯口です。
タイルのボックスに覆われた形になっています。


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お湯の色は透明感が残った黄色味がかった色をしています。
源泉かけ流しらしく、湯の花もチラホラ舞っているのが確認できました。
お湯の感触は、ジャッカンとろみのあるツルッとした肌触りでした。


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ちなみに、こちらが源泉の湧出地です。
「山乃湯」さんの建物を出て河原まで下りた川向の対岸にあります。
先出の番頭のおばあちゃんに教えていただきました。


■ガラパン's Check
加温はしてますが、それ以外は源泉かけ流しなので、
お湯の質はなかなかでした。
ただ、やはり湯量は少ないですね。
入浴客は少ない様でしたので、
ここだけ単体で見ればそれでも賄えているのかなという印象です。
犬鳴山温泉で源泉かけ流しはここだけなので、
訪れた際には入浴することをおすすめします。

ロケーション:★★
湯使い:★★★
湯量:★
秘湯度:★★★
おすすめ度:★★★


■犬鳴山温泉/山乃湯
〒598-0023
大阪府泉佐野市大木2234
TEL:072-459-7015

・日帰り入浴で利用
営業時間:10:00~18:00
入浴料:700円
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【大阪】犬鳴山温泉/不動口館 [温泉【大阪】]

2017年1月6日(土)。
大阪府は泉佐野市にあります、
犬鳴山温泉の不動口館に日帰り入浴で立ち寄りました。
犬鳴山温泉は大阪府にありながら秘境の雰囲気もあり、
和歌山県との県境を流れる犬鳴川の渓流沿いに建ち並ぶ温泉街で、
こちらの「不動口館」はその犬鳴川を眺める露天風呂がある温泉旅館です。


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こちらが宿の外観です。
崖っぷちに建っているので、
フロントが4階にあって大浴場が2階にあるという変わった構造でした。
表の赤いポストがレトロで雰囲気がありますね。
犬鳴山温泉「不動口館」には、
・大浴場:内湯+露天風呂(男女)
浴室は1つで、内湯と露天風呂が併設されているタイプで、
内湯が2階で露天風呂が内湯の真下の1階にある形になっています。


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こちらが宿の玄関です。
早速入ってみます。


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玄関を入った所です。
内装がとてもキレイで、
和モダンな感じが好感が持てました。


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玄関を入って、すぐ左手にフロントがあります。


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宿泊の場合は浴衣も選べるようです。
女性には嬉しい特典ですね。


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正面奥にラウンジがあります。
小さいですが、窓から犬鳴川を眺められるので景観は良さそうです。


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ラウンジに向かって左手にエレベーターがあります。
こちらで2階へ。


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2階のエレベーターを降りた所です。
温泉はエレベーターを降りて右手奥にあります。


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途中の通路は客室が連なっています。
内装はとってもキレイで、雰囲気が良いですね。


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建物の端まで抜けると階段がありますので、
この階段を下ります。


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階段を下りると大浴場の入口があります。
ここで履き物を脱ぎます。


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奥に通路が続いているので奥まで進みます。
畳敷きがいいですね。


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奥まで進むと、
手前側が女湯、奥側が男湯になっていました。


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温泉分析書
・泉温:18.3℃
・pH:8.5
・成分総計:775mg/kg
・泉質:単純硫黄冷鉱泉(硫黄型)(アルカリ性・低張性・冷鉱泉)
・泉質別適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化濃症

泉温が18.3℃とかなり低い冷鉱泉のため、加温をしています。
硫黄泉ではありますが、イオン成分がメインなので、
硫黄泉特有の硫化水素臭はほとんどしません。
湯量が少ないため、循環濾過も使用していますが、
そんなに気になるレベルではありませんでした。
加温しているので、泉温は適温でした。
pHが8.5もあるアルカリ性の硫黄泉なので、
ジャッカントロみのあるお湯の感触で美肌効果はありそうですね。


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こちらが大浴場の内湯の浴槽です。
窓からは犬鳴川の渓流を眺めることも可能です。


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源泉の湯量は少ないですが、
湯口からの湯量は少なく感じさせない湯量でした。


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お湯の色は透明感がありますが、
ジャッカン黄色味がかった色をしていました。
湯の花は特にありません。


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こちらが洗い場です。


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大浴場の端に露天風呂へ通じる通路の出入口があります。


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大浴場にある出入口を出てすぐ左手に階段があるので、
ここを下りて行きます。


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そして、こちらが露天風呂です。
屋根があって、半露天風呂といった趣の浴室になっています。


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端っこにかけ湯用の湯つぼも設置されていました。


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露天風呂の湯口です。
内湯と同じくらいの湯量でした。


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浴槽は岩風呂っぽいテイストになっていました。
お湯も内湯と全く一緒です。


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さて、気になる景観ですが、
露天風呂からの眺めはこんな感じです。


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露天風呂から身を乗り出してみるとこんな感じの景色が見えます。
冬場で天気も曇りなので見栄えがそんなに良くないかもしれませんが、
緑が映える季節や紅葉の時期とかでしたら、
もう少し良い景観が見れそうです。


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大阪でこんな景観を眺めながらつかれる温泉があるなんて意外でしたね。


■ガラパン's Check
渓流沿いに旅館があって、犬鳴川を眺めながら温泉につかれるので、
ロケーションとしてはなかなかでした。
湯量がとても少なく、そのため加温・循環濾過も使用しているため、
温泉の質としては決して高い評価は出来ませんが、
大阪でこんな自然のあふれる温泉があるということで意外な温泉でした。
不動口館の旅館としては、内装がとてもキレイで
和モダンな雰囲気がとても合っていたので好感が持てました。
大阪で自然を満喫しながら気軽に温泉につかるには持って来いの温泉だと思います。

・ロケーション:★★★★
・湯使い:★★
・湯量:★
・秘湯度:★★★
・おすすめ度:★★★


■犬鳴山温泉/不動口館
HP:http://www.fudouguchikan.com/
〒598-0023
大阪府泉佐野市大木7番地
Tel: 072-459-7326

・日帰り入浴で利用
営業時間:11:00~21:00(受付20:00まで)
入浴料:大人800円、子供400円(3歳未満無料)
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