【青森】酸ヶ湯温泉/酸ヶ湯温泉旅館 [温泉【青森】]
2017年6月3日(土)。
この日のお宿、酸ヶ湯温泉の酸ヶ湯温泉旅館です。
十和田湖に程近い山中に佇む秘湯の温泉宿で、
国民温泉保養地第1号として認定された温泉地でもあります。
国民温泉保養地とは、環境省が特に優れた条件を備えた温泉地を「国民保養温泉地」として指定しており、昭和29年に酸ヶ湯温泉、日光湯元温泉、四万温泉の3か所が第1号として指定されています。
秘湯といいつつ、メインの浴室である「ヒバ千人風呂」は、昨今では全国的にとても有名なので利用客も凄く多いです。
湯量もとても豊富で、足元湧出の新鮮なお湯を堪能できる源泉かけ流しの温泉です。
宿の敷地内を流れる小川も温泉成分を含んだ川ですので、湯量がとっても豊富です。
建物の外観です。
山の中腹の急カーブになっている所に建っています。
建物脇に敷地を縦断するように温泉の川が勢いよく流れています。
玄関です。
酸ヶ湯温泉には、
・玉の湯(男女別):小浴場
・ヒバ千人風呂(混浴。8:00~9:00、20:00~21:00は女性専用):大浴場
という2つの浴室があります。
玄関を入ってすぐ左手にフロントがあります。
早速チェックイン。
フロントの反対側の玄関右手にお土産屋さんがあります。
お部屋などは正面の通路を奥に進んでいきます。
正面突き当りの通路脇に大浴場である「千人風呂」がありますが、
宿泊棟へは通路をそのまま道なりに奥に進んでいきます。
こんな感じの通路が続いています。
奥に進むと階段があるので、
ここを上がって行きます。
階段を上がるとちょっとした踊り場があります。
左手の通路をそのまま進んでいきます。
ちなみに、こちらは踊り場の窓からの眺めです。
建物は宿泊棟の建物です。
左手の通路を入った所です。
階段は2階に上がる階段です。
今回1階のお部屋でしたので、そのまま奥に進んでいきます。
宿泊棟の廊下です。
両脇にお部屋が並んでいます。
三十三番のお部屋でした。
格子状の木製の引き戸になっています。
扉は2重になっていて、
引き戸の中にさらにお部屋に入る引き戸があります。
こちらがお部屋の中です。
和室のコンパクトなお部屋です。
温泉旅館は、やっぱり和室が一番ですね。
窓際には小さな机と椅子が2つ備え付けられています。
お部屋の窓からの眺めです。
すぐ外に川が流れています。
この川は、宿の外で見た宿を縦断している川です。
川底が白っぽく変色して硫黄臭も漂っていて、見るからに温泉の川というのがよくわかります。
■「玉の湯」(小浴場)
浴衣に着替えたら早速温泉へ。
まず最初に小浴場の「玉の湯」からご紹介します。
フロントから左手に曲がった通路の途中にあります。
こちらが浴室の入口です。
脱衣所です。
浴室に入った所です。
正面左手が洗い場で、右手が浴槽になっています。
洗い場です。
宿泊した日は浴室が一部工事中でした。
こちらが「玉の湯」の浴槽です。
ヒバ造りの木製の浴槽です。
お湯の色は乳白色のにごり湯となっています。
トロみのあるツルっとした感触です。
硫黄泉らしく硫黄臭が強いです。
湯口です。
湯量はとても豊富です。
お湯が並々と浴槽に注がれて、お湯が浴槽の縁からヒタヒタと溢れています。
■ヒバ千人風呂(大浴場)
お次に、大浴場「ヒバ千人風呂」の紹介です。
こちらが浴室の入口です。
「ヒバ千人風呂」の浴室には、
・熱の湯
・冷の湯
・湯瀧
・四分六の湯
という4つの浴槽があります。
ちなみに、「冷の湯」はかけ湯用なので入浴は出来ません。
女性専用の時間が設定されていて、8:00~9:00と20:00~21:00は女性専用の時間になっています。
浴室は混浴ですが、
脱衣所は別々になっていて左手が男性、右手が女性になってます。
表には入浴の心得が張り出されています。
浴室の中はこの様な配置になっています。
温泉分析書(熱の湯)
泉温:50.0℃
pH:1.7
成分総計:3,680mg
泉質:酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
pHが1.7となっていて強酸性ですね。
典型的な硫黄泉という感じです。
硫化水素型なので硫黄臭が強く、お湯の色も典型的な乳白色のにごり湯になっています。
鉄分も多く療養泉の基準に達しているのも特徴的ですね。
温泉分析書(四分六の湯)
泉温:49.6℃
pH:2.02
成分総計:2,385mg
泉質:酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
「熱の湯」とほとんど同じですが、カルシウムの濃度が療養泉の基準に達しているのが相違点です。
温泉分析書(鹿の湯、冷の湯混合泉)
泉温:42.2℃
pH:2.03
成分総計:2,532mg
泉質:酸性-含硫黄-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
「ヒバ千人風呂」の温泉は、4本の源泉を引いて1つは混合泉にしていますが、
多少の成分の違いはあれども、
どれも強酸性の硫黄泉です。
そして浴室全体がヒバで出来ているので、
風情がありますね。
特に熱の湯の浴槽が素晴らしく、
浴槽の下の足元から源泉が湧出しているので、
とても新鮮なお湯につかることが出来ます。
時折、ポコポコと気泡が出ているので源泉が湧出しているのを実感出来ます。
混浴ですが、男女のエリア分けとその間の衝立が出来たり無くなったり、
混浴論争の最前線っといったところですね。
現在は衝立はありました。
なので、女性の方でも入ってしまえば乳白色のお湯なので安心して入れる環境だと思います。
つまるところ、マナーが大事ということですね。
お湯は硫黄泉らしく、乳白色のにごり湯でした。
ツルッとしてスベスベなお湯でした。
強酸性なので、かなり酸味の濃い味です。
目や傷にしみます。
レモン汁の様な酸っぱい味です。
こちらが「ヒバ千人風呂」の浴室です。
広いです。
浴室全体がヒバ造りの木製の建物になっています。
・熱の湯
一番手前にある「熱の湯」です。
こちらは足元湧出の温泉となっていまして、
とっても新鮮なお湯が提供されています。
浴槽の底からポコポコと気泡が立ってお湯がジワーっと湧き上がって来るのが実感できます。
仕切りはありませんが、
浴槽の真ん中で男性エリアと女性エリアでなんとなく分かれています。
ヒバの木造りの浴槽と温泉の乳白色のコントラストが味がありますね。
・冷の湯
「冷の湯」です。
こちらはかけ湯用となってます。
・湯瀧
「湯瀧」です。
こちらはうたせ湯ですね。
3か所からお湯が流れています。
・四分六の湯
「四分六の湯」
こちらが一番浴槽が広いです。
こちらもこの湯口の辺りを境にして男性エリアと女性エリアに分かれています。
さらに女性エリア側の境には衝立があり浴槽の途中まで設置されていて見えないように配慮されて、
お湯も乳白色のお湯で入ってしまえば見えにくく、
また女性専用の時間も設定されているので女性でも入りやすい環境になっていると思います。
湯口です。
「熱の湯」と別の源泉で、こちらは近くにある源泉湧出場所から引湯をしています。
湯量はとても豊富で、ドバドバお湯が注がれています。
湯量が多いので、浴槽の縁までお湯がヒタヒタに満たされています。
■夕食
温泉につかった後は、夕食です。
こちらが夕食のお品書きです。
今回は部屋食でした。
シンプルな山幸の料理でしたが美味しかったです。
特に八戸名物のせんべい汁があって、初めて食しましたがとても美味しかったです。
■朝食
翌朝の朝食は食堂でした。
本館2階のフロント脇の階段を上がった所です。
写真左手の通路を奥に進んでいきます。
通路はこんな感じになってます。
角を曲がった所に食堂の入口があります。
朝食はビュッフェ形式でした。
食堂はかなり広い造りです。
朝食です。
朝食のお料理は、きちんと料理されたものが多く味も量も満足でした。
「ヒバ千人風呂」は評判通りスケールも大きく、
特に熱の湯の浴槽が足元湧出の源泉を直に入浴することが出来るので浴感もとても良かったです。
宿の造りも昔ながらの和風建築でのんびりくつろげる雰囲気でした。
またぜひ訪れたい温泉宿です。
■酸ヶ湯温泉/酸ヶ湯温泉旅館
HP:http://www.sukayu.jp/Tops/
〒030-0197
青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
TEL:017-738-6400
・宿泊
(日帰り入浴の場合)
営業時間:ヒバ千人風呂(混浴)7:00~17:30(8:00~9:00は女性専用)、玉の湯(男女別)9:00~17:00
入浴料:600円(ヒバ千人風呂か玉の湯のどちらか片方)、1,000円(ヒバ千人風呂と玉の湯の両方)
この日のお宿、酸ヶ湯温泉の酸ヶ湯温泉旅館です。
十和田湖に程近い山中に佇む秘湯の温泉宿で、
国民温泉保養地第1号として認定された温泉地でもあります。
国民温泉保養地とは、環境省が特に優れた条件を備えた温泉地を「国民保養温泉地」として指定しており、昭和29年に酸ヶ湯温泉、日光湯元温泉、四万温泉の3か所が第1号として指定されています。
秘湯といいつつ、メインの浴室である「ヒバ千人風呂」は、昨今では全国的にとても有名なので利用客も凄く多いです。
湯量もとても豊富で、足元湧出の新鮮なお湯を堪能できる源泉かけ流しの温泉です。
宿の敷地内を流れる小川も温泉成分を含んだ川ですので、湯量がとっても豊富です。
建物の外観です。
山の中腹の急カーブになっている所に建っています。
建物脇に敷地を縦断するように温泉の川が勢いよく流れています。
玄関です。
酸ヶ湯温泉には、
・玉の湯(男女別):小浴場
・ヒバ千人風呂(混浴。8:00~9:00、20:00~21:00は女性専用):大浴場
という2つの浴室があります。
玄関を入ってすぐ左手にフロントがあります。
早速チェックイン。
フロントの反対側の玄関右手にお土産屋さんがあります。
お部屋などは正面の通路を奥に進んでいきます。
正面突き当りの通路脇に大浴場である「千人風呂」がありますが、
宿泊棟へは通路をそのまま道なりに奥に進んでいきます。
こんな感じの通路が続いています。
奥に進むと階段があるので、
ここを上がって行きます。
階段を上がるとちょっとした踊り場があります。
左手の通路をそのまま進んでいきます。
ちなみに、こちらは踊り場の窓からの眺めです。
建物は宿泊棟の建物です。
左手の通路を入った所です。
階段は2階に上がる階段です。
今回1階のお部屋でしたので、そのまま奥に進んでいきます。
宿泊棟の廊下です。
両脇にお部屋が並んでいます。
三十三番のお部屋でした。
格子状の木製の引き戸になっています。
扉は2重になっていて、
引き戸の中にさらにお部屋に入る引き戸があります。
こちらがお部屋の中です。
和室のコンパクトなお部屋です。
温泉旅館は、やっぱり和室が一番ですね。
窓際には小さな机と椅子が2つ備え付けられています。
お部屋の窓からの眺めです。
すぐ外に川が流れています。
この川は、宿の外で見た宿を縦断している川です。
川底が白っぽく変色して硫黄臭も漂っていて、見るからに温泉の川というのがよくわかります。
■「玉の湯」(小浴場)
浴衣に着替えたら早速温泉へ。
まず最初に小浴場の「玉の湯」からご紹介します。
フロントから左手に曲がった通路の途中にあります。
こちらが浴室の入口です。
脱衣所です。
浴室に入った所です。
正面左手が洗い場で、右手が浴槽になっています。
洗い場です。
宿泊した日は浴室が一部工事中でした。
こちらが「玉の湯」の浴槽です。
ヒバ造りの木製の浴槽です。
お湯の色は乳白色のにごり湯となっています。
トロみのあるツルっとした感触です。
硫黄泉らしく硫黄臭が強いです。
湯口です。
湯量はとても豊富です。
お湯が並々と浴槽に注がれて、お湯が浴槽の縁からヒタヒタと溢れています。
■ヒバ千人風呂(大浴場)
お次に、大浴場「ヒバ千人風呂」の紹介です。
こちらが浴室の入口です。
「ヒバ千人風呂」の浴室には、
・熱の湯
・冷の湯
・湯瀧
・四分六の湯
という4つの浴槽があります。
ちなみに、「冷の湯」はかけ湯用なので入浴は出来ません。
女性専用の時間が設定されていて、8:00~9:00と20:00~21:00は女性専用の時間になっています。
浴室は混浴ですが、
脱衣所は別々になっていて左手が男性、右手が女性になってます。
表には入浴の心得が張り出されています。
浴室の中はこの様な配置になっています。
温泉分析書(熱の湯)
泉温:50.0℃
pH:1.7
成分総計:3,680mg
泉質:酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
pHが1.7となっていて強酸性ですね。
典型的な硫黄泉という感じです。
硫化水素型なので硫黄臭が強く、お湯の色も典型的な乳白色のにごり湯になっています。
鉄分も多く療養泉の基準に達しているのも特徴的ですね。
温泉分析書(四分六の湯)
泉温:49.6℃
pH:2.02
成分総計:2,385mg
泉質:酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
「熱の湯」とほとんど同じですが、カルシウムの濃度が療養泉の基準に達しているのが相違点です。
温泉分析書(鹿の湯、冷の湯混合泉)
泉温:42.2℃
pH:2.03
成分総計:2,532mg
泉質:酸性-含硫黄-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
「ヒバ千人風呂」の温泉は、4本の源泉を引いて1つは混合泉にしていますが、
多少の成分の違いはあれども、
どれも強酸性の硫黄泉です。
そして浴室全体がヒバで出来ているので、
風情がありますね。
特に熱の湯の浴槽が素晴らしく、
浴槽の下の足元から源泉が湧出しているので、
とても新鮮なお湯につかることが出来ます。
時折、ポコポコと気泡が出ているので源泉が湧出しているのを実感出来ます。
混浴ですが、男女のエリア分けとその間の衝立が出来たり無くなったり、
混浴論争の最前線っといったところですね。
現在は衝立はありました。
なので、女性の方でも入ってしまえば乳白色のお湯なので安心して入れる環境だと思います。
つまるところ、マナーが大事ということですね。
お湯は硫黄泉らしく、乳白色のにごり湯でした。
ツルッとしてスベスベなお湯でした。
強酸性なので、かなり酸味の濃い味です。
目や傷にしみます。
レモン汁の様な酸っぱい味です。
こちらが「ヒバ千人風呂」の浴室です。
広いです。
浴室全体がヒバ造りの木製の建物になっています。
・熱の湯
一番手前にある「熱の湯」です。
こちらは足元湧出の温泉となっていまして、
とっても新鮮なお湯が提供されています。
浴槽の底からポコポコと気泡が立ってお湯がジワーっと湧き上がって来るのが実感できます。
仕切りはありませんが、
浴槽の真ん中で男性エリアと女性エリアでなんとなく分かれています。
ヒバの木造りの浴槽と温泉の乳白色のコントラストが味がありますね。
・冷の湯
「冷の湯」です。
こちらはかけ湯用となってます。
・湯瀧
「湯瀧」です。
こちらはうたせ湯ですね。
3か所からお湯が流れています。
・四分六の湯
「四分六の湯」
こちらが一番浴槽が広いです。
こちらもこの湯口の辺りを境にして男性エリアと女性エリアに分かれています。
さらに女性エリア側の境には衝立があり浴槽の途中まで設置されていて見えないように配慮されて、
お湯も乳白色のお湯で入ってしまえば見えにくく、
また女性専用の時間も設定されているので女性でも入りやすい環境になっていると思います。
湯口です。
「熱の湯」と別の源泉で、こちらは近くにある源泉湧出場所から引湯をしています。
湯量はとても豊富で、ドバドバお湯が注がれています。
湯量が多いので、浴槽の縁までお湯がヒタヒタに満たされています。
■夕食
温泉につかった後は、夕食です。
こちらが夕食のお品書きです。
今回は部屋食でした。
シンプルな山幸の料理でしたが美味しかったです。
特に八戸名物のせんべい汁があって、初めて食しましたがとても美味しかったです。
■朝食
翌朝の朝食は食堂でした。
本館2階のフロント脇の階段を上がった所です。
写真左手の通路を奥に進んでいきます。
通路はこんな感じになってます。
角を曲がった所に食堂の入口があります。
朝食はビュッフェ形式でした。
食堂はかなり広い造りです。
朝食です。
朝食のお料理は、きちんと料理されたものが多く味も量も満足でした。
「ヒバ千人風呂」は評判通りスケールも大きく、
特に熱の湯の浴槽が足元湧出の源泉を直に入浴することが出来るので浴感もとても良かったです。
宿の造りも昔ながらの和風建築でのんびりくつろげる雰囲気でした。
またぜひ訪れたい温泉宿です。
■酸ヶ湯温泉/酸ヶ湯温泉旅館
HP:http://www.sukayu.jp/Tops/
〒030-0197
青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
TEL:017-738-6400
・宿泊
(日帰り入浴の場合)
営業時間:ヒバ千人風呂(混浴)7:00~17:30(8:00~9:00は女性専用)、玉の湯(男女別)9:00~17:00
入浴料:600円(ヒバ千人風呂か玉の湯のどちらか片方)、1,000円(ヒバ千人風呂と玉の湯の両方)