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【秋田】奥奥八九郎温泉 [温泉【秋田】]

2017年8月15日(火)。
秋田県小坂町にあります、奥奥八九郎温泉に立ち寄りました。
八九郎温泉には3つの温泉があり、
手前側の麓に近い場所から山の奥側に向かって、
八九郎温泉・奥八九郎温泉・奥奥八九郎温泉と名付けられています。
こちらの奥奥八九郎温泉は、
秋田県と青森県の県境の山岳地帯の麓に位置している国有林の森の中にある野天風呂です。
公衆浴場としての温泉施設ではありませんので、
基本的には立ち入りを禁じられており、
立ち入る場合には自己責任ということになっています。
八九郎温泉の近くから林道に入り、
途中で分かれ道がありますが、
地元の方とすれ違って情報をいただきまして意外とすぐわかりました。
林道内の分かれ道は左で、あとは道なりで着くイメージでした。
温泉は右手にあります。


IMG_7723.jpg
山の方に森の中を進んでいくと、
突如として温泉の湧出地帯が現れます。
茶褐色の部分は全て温泉成分の析出物で、
辺り一面が温泉成分の析出物に覆われています。
ただ、この時期は虻が凄くて、
何十匹という虻の大群がいます(^_^;)
大群ってこういうのを言うんだ、というのがよくわかる光景ですw
そのため温泉につかるどころではなく、全身浴は諦め、足湯だけで退散しました。。
正直、足湯だけでもなかなか大変でした。


IMG_7725.jpg
浴槽っぽい穴がいくつか点在しています。
ここにつかる感じですね。


参考文献:地中挙動予測手法の高精度化
http://www.rite.or.jp/results/result_reports/pdf/2007-chichu-7.pdf
温泉分析書は野天風呂のためありませんが、上記に温泉成分に関する記述があり、
泉温:43.8℃
pH:6.41
成分総計:約3,800mg/kg
泉質:ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉(中性・低張性・高温泉)
適応症:きりきず、末梢神経障害、冷え性、皮膚乾燥症、うつ状態

泉質としては八九郎温泉と一緒で、成分含有量が多少前後している程度の様です。
鉄分も5.8mg/lとそれなりに含んでいます。
ただ、こちらの奥奥八九郎温泉は意外なことに掘削自噴ということですね。
八九郎温泉は自然湧出となっています。


IMG_7733.jpg
こちらが一番メインとなるべき浴槽で、
源泉が直接足元から湧出しています。
湯量は豊富で、常にボコボコと勢いよく噴出しています。
こちらは透明感がありますね。
泉温はかなり熱めで43~44℃くらいはあると思います。
金気臭が強く、味も鉄分特有の苦みがあります。
相当量の鉄分が含まれていると思われます。


IMG_7727.jpg
源泉足元湧出の浴槽と連なる形でもう一つの浴槽があります。
こちらの方がじゃっかん泉温が低く入りやすい温度になっています。
空気に触れて酸化してきているので、浴槽の底の方は黄土色のにごり湯になっています。
にごり湯の温泉の色の変化が良く分かる形になっていますね。


IMG_7745.jpg
浴槽があるエリアの奥側はこの様な状態になっていて、
温泉から溢れたお湯が流れ、
温泉成分の析出物が辺り一帯に形成されています。


ガラパン's Check
山の麓の国有林の森林地帯の中にあり、
開けた場所にある野天風呂なので開放感は抜群です。
メインとなる浴槽は源泉が足元湧出してますので、
とっても新鮮なお湯につかることが出来ます。
お湯が常にボコボコと噴出している状態ですので、湯量もとても豊富です。
ザ・秘湯というに相応しい秘湯感あふれる温泉ですね。
ただ、国有林内にあり公衆の温泉施設ではございませんので
基本的には立ち入りが禁じられて諸々自己責任となっており注意が必要です。
また、夏場は虻がとてつもなく大量に発生しているので、
温泉につかるどころではなく、時期は選んだ方がいいですね。
ロケーション:★★★★
湯使い:★★★★★
湯量:★★★★★
秘湯度:★★★★★
おすすめ度:★★★★


■奥奥八九郎温泉
秋田県鹿角市小坂町小坂

・日帰り入浴
営業時間:ー
入浴料:ー
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