【富山】黒薙温泉/黒薙温泉旅館 [温泉【富山】]
2018年9月26日(木)。
本日のお宿、黒薙温泉の「黒薙温泉旅館」です。
黒薙温泉は、富山県黒部市にあってトロッコ列車の黒薙駅から
徒歩20分程の山道を進んだ先にある秘湯の一軒宿の温泉です。
秘湯の温泉ではありますが、
黒部川の下流にある宇奈月温泉の源泉地でもあり、
ここから宇奈月温泉へ引湯をされています。
トロッコ列車の途中で引湯用のパイプを観ることも出来ます。
秘湯というに相応しい雰囲気の温泉宿です。
黒薙温泉「黒薙温泉旅館」には、
・内湯(男女)
・天女の湯(女性専用露天風呂)
・大露天風呂 -源泉(いずみ)-(混浴)
3つの浴室があります。
まずはトロッコ列車の黒薙駅。
ここから徒歩で歩いて行きます。
その宿までの道がこちら!
なんと、線路を下りて跨いで反対側の山肌の急な階段を登って行きますw
階段を登った先は比較的に緩やかな山道です。
少し進むとトロッコ列車の後曳橋が良いアングルで見ることが出来ます。
紅葉の時期でしたら、良い写真が撮れそうですね。
この辺りはトロッコ列車の沿線で最も深くて険しい谷になっています。
道中は、こんな感じの険しい岩肌をすり抜ける場所があったり、
道脇にちょっとした滝が流れている場所を抜けていきます。
滝の水量は少ないので、濡れることは無いです。
この辺りから、ダムからの水力発電用の大きな排水パイプの先に湯けむりが見えてきます。
木が斜めって生えている場所を過ぎると、
谷底に向かって下り坂に差し掛かります。
この滝が見えてきたらもうすぐです。
坂を下りきった所で、到着です。
道が左右に分かれて、
右がお宿で、左が大露天風呂になっています。
右に進むとすぐに宿が見えます。
手前の縁側が宿の受付になっています。
受付の左手に入り口があります。
ここがロビー的な場所になっていて、自販機もあります。
奥に進むと階段があって、
ここを下った所に客室があります。
宿泊するお部屋のドアです。
部屋の中に玄関が無いので、部屋の外で靴を脱ぐ形になります。
こちらがお部屋です。
秘湯らしく比較的にシンプルなお部屋です。
お部屋の窓からの外の景色です。
川側の絶好の場所で、目の前に滝が見えて眺めは抜群でした。
滝の音が良いBGMになります。
ちなみに、洗面所とトイレは共同になっています。
「黒薙温泉旅館」の温泉施設の案内図です。
浴衣に着替えて、早速温泉へ。
ちなみに、各浴室の時間割はご覧の様になっています。
「天女の湯」は基本女性専用露天風呂となっていますが、
「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」との入れ替えで一部の時間だけ男性にも開放されます。
ただ、この日は女性の宿泊客が一人もいなかったため、
終日開放されていました。
■内湯
まずは内湯からご紹介します。
内湯はお部屋のある「湯霧館」の一番下の階にあります。
「天女の湯」に向かう道の途中にある、
脇の階段を下りた所にあります。
正面が「天女の湯」、左手の階段が「内湯」です。
階段を下りていきます。
階段を下りた所に、冷水器が設置されています。
こちらが脱衣所の入口です。
温泉分析書
・泉温:98.3℃
・pH:不明
・成分総計:542mg/kg
・泉温:単純温泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)
源泉湧出地なだけあって、源泉温度が100℃に近い高温の源泉です。
源泉温度が高いため、源泉かけ流しではありますが、
加水だけしています。
単純温泉なので、身体に優しい温泉ですね。
弱アルカリ性なので美肌効果もあります。
硫黄泉ではありませんが、
源泉湧出地であるためか硫黄泉に特有の硫化水素臭がジャッカンします。
味も硫黄泉特有の苦みもしました。
こちらが内湯の浴槽です。
浴室自体が非常にコンパクトな造りです。
湯口です。
湯量は多くはなかったです。
大きめのタイル張りの浴槽です。
お湯の色は無色透明でクリアな感じです。
浴槽の端がこの様な感じでジャッカン浅めになっていて、
ここからオーバーフローしたお湯が排水される仕組みになっていました。
内湯にのみ洗い場が設置されています。
■天女の湯
続いて、「天女の湯」を紹介します。
内湯の階段を下りる所にある正面の扉の先が
「天女の湯」へ向かう通路になっています。
ちなみに、この通路の脇に湯上り処があります。
通路の先は、外に出るための玄関口になっています。
ここで履き物を履き替えます。
外を出るとすぐ脇を黒部川の支流の川が流れています。
川沿いの通路の先に「天女の湯」があります。
手前の左手のビニールシートの囲いが脱衣所になっています。
脱衣所の奥に「天女の湯」があります。
こちらが「天女の湯」の浴槽です。
コンパクトな造りですね。
泉温は熱めで42℃くらいだと思います。
湯口です。
まずまずの湯量でした。
浴槽は岩風呂になっています。
湯船につかった体制での眺めです。
周りにもいくつか温泉が湧き出ている場所が何か所かあって、
湯気がかなり立ち込めています。
浴槽の端からの眺め。
浴槽から直接川の流れを眺められるので、
「大露天風呂」もとても良かったですが、
個人的にはこちらの「天女の湯」の方が秘湯らしくて気に入りました。
浴槽の奥側の穴に源泉のある大露天風呂側から
宇奈月温泉への引湯用のパイプラインが伸びてきています。
反対側には引湯のパイプライン用の橋がかかっています。
このために橋をかけるなんて凄いですね。
浴槽の脇から余ったお湯が大量に川に流されています。
腰掛けもあるので、ちょっと一息できるスペースもあります。
■大露天風呂 -源泉(いずみ)-
最後に「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」を紹介します。
大露天風呂へは、「天女の湯」の反対側、本館から上流側に川を遡った河原にあります。
途中ご覧の様な吊り橋もあります。
間もなく河原に源泉湧出地が見えて来ます。
岩が積みあがった上にパイプの筒が刺さっていて、
いかにも源泉な感じですね。
こちらも同様な感じです。
左上の小屋が源泉の管理施設の様ですね。
このビニールシートの囲いが脱衣所です。
「大露天風呂」は混浴ですが、脱衣所は男女で分かれています。
こちらが「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」です。
湯船が低い場所にあって、河原までジャッカン距離があるので、
温泉につかりながら河原は見えませんが、
山間の河原の開けた場所にあるので、景観はなかなかです。
浴槽はさすがに広いですね。
広い分こちらの泉温は全体的にジャッカンぬるめでした。
湯口の周辺は熱めのエリアもあります。
湯口です。
鉄製のパイプが湯船の中に差し込まれているので、
見た目で湯量は測れないですが、
源泉湧出地にあってこれだけの浴槽の広さなので、
湯量は多い方だと思います。
「大露天風呂」の看板の裏手にはちょっとした滝みたいな水の流れもあります。
浴槽の深さは全体的にそんなに深くはなくて、
膝上くらいの深さでした。
場所によっては、岩に寄りかかって寝湯みたいにお湯につかることも出来ます。
■夕食
温泉に一通りつかったら、お夕食の時間です。
本館にお食事処があります。
こちらがお席です。
お夕食の品々です。
秘湯のお宿らしいシンプルな料理でしたが、とても美味しかったです。
ほたるいかの沖漬けをオプションで追加しましたが、
美味しかったですね。
■朝食
朝食もシンプルな感じでしたが、
ヘルシーな料理でした。
■ガラパン's Check
黒部峡谷の中にあって、黒部川の支流の川沿いにあるので、
ロケーションも秘湯感も抜群でした。
トロッコ列車でしか行くことが出来ず、
最寄りの黒薙駅からの山道も秘湯の温泉に向かっている感が満点で、
非常に雰囲気がある温泉です。
源泉湧出地にあるので、新鮮な温泉を味わうことが出来ます。
湯量も申し分ないですね。
宿泊した日は女性が一人もいなかったため、
本来女性専用の露天風呂である「天女の湯」が開放されて
いつでも入浴可能になったのはラッキーでした。
「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」も素晴らしかったですが、
個人的には「天女の湯」の方が気に入りました。
秘湯の温泉宿なので、
宿の設備や食事は豪勢ではありませんが、
必要充分な内容でした。
秘湯のお宿が好きな方でしたら好印象なお宿ですので、
おすすめの温泉宿です。
ロケーション★★★★★
湯使い★★★★
湯量★★★★★
秘湯度★★★★★
おすすめ度★★★★★
■黒薙温泉/黒薙温泉旅館
HP:https://www.kuronagi.jp/
〒938-0282
富山県黒部市 宇奈月町黒薙
TEL:0765-62-1802
・宿泊での利用
(日帰り入浴の場合)
営業時間:9:00~15:15※トロッコ列車の運行期間中に限る
入浴料:大人700円、子供200円(未就学児無料)
本日のお宿、黒薙温泉の「黒薙温泉旅館」です。
黒薙温泉は、富山県黒部市にあってトロッコ列車の黒薙駅から
徒歩20分程の山道を進んだ先にある秘湯の一軒宿の温泉です。
秘湯の温泉ではありますが、
黒部川の下流にある宇奈月温泉の源泉地でもあり、
ここから宇奈月温泉へ引湯をされています。
トロッコ列車の途中で引湯用のパイプを観ることも出来ます。
秘湯というに相応しい雰囲気の温泉宿です。
黒薙温泉「黒薙温泉旅館」には、
・内湯(男女)
・天女の湯(女性専用露天風呂)
・大露天風呂 -源泉(いずみ)-(混浴)
3つの浴室があります。
まずはトロッコ列車の黒薙駅。
ここから徒歩で歩いて行きます。
その宿までの道がこちら!
なんと、線路を下りて跨いで反対側の山肌の急な階段を登って行きますw
階段を登った先は比較的に緩やかな山道です。
少し進むとトロッコ列車の後曳橋が良いアングルで見ることが出来ます。
紅葉の時期でしたら、良い写真が撮れそうですね。
この辺りはトロッコ列車の沿線で最も深くて険しい谷になっています。
道中は、こんな感じの険しい岩肌をすり抜ける場所があったり、
道脇にちょっとした滝が流れている場所を抜けていきます。
滝の水量は少ないので、濡れることは無いです。
この辺りから、ダムからの水力発電用の大きな排水パイプの先に湯けむりが見えてきます。
木が斜めって生えている場所を過ぎると、
谷底に向かって下り坂に差し掛かります。
この滝が見えてきたらもうすぐです。
坂を下りきった所で、到着です。
道が左右に分かれて、
右がお宿で、左が大露天風呂になっています。
右に進むとすぐに宿が見えます。
手前の縁側が宿の受付になっています。
受付の左手に入り口があります。
ここがロビー的な場所になっていて、自販機もあります。
奥に進むと階段があって、
ここを下った所に客室があります。
宿泊するお部屋のドアです。
部屋の中に玄関が無いので、部屋の外で靴を脱ぐ形になります。
こちらがお部屋です。
秘湯らしく比較的にシンプルなお部屋です。
お部屋の窓からの外の景色です。
川側の絶好の場所で、目の前に滝が見えて眺めは抜群でした。
滝の音が良いBGMになります。
ちなみに、洗面所とトイレは共同になっています。
「黒薙温泉旅館」の温泉施設の案内図です。
浴衣に着替えて、早速温泉へ。
ちなみに、各浴室の時間割はご覧の様になっています。
「天女の湯」は基本女性専用露天風呂となっていますが、
「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」との入れ替えで一部の時間だけ男性にも開放されます。
ただ、この日は女性の宿泊客が一人もいなかったため、
終日開放されていました。
■内湯
まずは内湯からご紹介します。
内湯はお部屋のある「湯霧館」の一番下の階にあります。
「天女の湯」に向かう道の途中にある、
脇の階段を下りた所にあります。
正面が「天女の湯」、左手の階段が「内湯」です。
階段を下りていきます。
階段を下りた所に、冷水器が設置されています。
こちらが脱衣所の入口です。
温泉分析書
・泉温:98.3℃
・pH:不明
・成分総計:542mg/kg
・泉温:単純温泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)
源泉湧出地なだけあって、源泉温度が100℃に近い高温の源泉です。
源泉温度が高いため、源泉かけ流しではありますが、
加水だけしています。
単純温泉なので、身体に優しい温泉ですね。
弱アルカリ性なので美肌効果もあります。
硫黄泉ではありませんが、
源泉湧出地であるためか硫黄泉に特有の硫化水素臭がジャッカンします。
味も硫黄泉特有の苦みもしました。
こちらが内湯の浴槽です。
浴室自体が非常にコンパクトな造りです。
湯口です。
湯量は多くはなかったです。
大きめのタイル張りの浴槽です。
お湯の色は無色透明でクリアな感じです。
浴槽の端がこの様な感じでジャッカン浅めになっていて、
ここからオーバーフローしたお湯が排水される仕組みになっていました。
内湯にのみ洗い場が設置されています。
■天女の湯
続いて、「天女の湯」を紹介します。
内湯の階段を下りる所にある正面の扉の先が
「天女の湯」へ向かう通路になっています。
ちなみに、この通路の脇に湯上り処があります。
通路の先は、外に出るための玄関口になっています。
ここで履き物を履き替えます。
外を出るとすぐ脇を黒部川の支流の川が流れています。
川沿いの通路の先に「天女の湯」があります。
手前の左手のビニールシートの囲いが脱衣所になっています。
脱衣所の奥に「天女の湯」があります。
こちらが「天女の湯」の浴槽です。
コンパクトな造りですね。
泉温は熱めで42℃くらいだと思います。
湯口です。
まずまずの湯量でした。
浴槽は岩風呂になっています。
湯船につかった体制での眺めです。
周りにもいくつか温泉が湧き出ている場所が何か所かあって、
湯気がかなり立ち込めています。
浴槽の端からの眺め。
浴槽から直接川の流れを眺められるので、
「大露天風呂」もとても良かったですが、
個人的にはこちらの「天女の湯」の方が秘湯らしくて気に入りました。
浴槽の奥側の穴に源泉のある大露天風呂側から
宇奈月温泉への引湯用のパイプラインが伸びてきています。
反対側には引湯のパイプライン用の橋がかかっています。
このために橋をかけるなんて凄いですね。
浴槽の脇から余ったお湯が大量に川に流されています。
腰掛けもあるので、ちょっと一息できるスペースもあります。
■大露天風呂 -源泉(いずみ)-
最後に「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」を紹介します。
大露天風呂へは、「天女の湯」の反対側、本館から上流側に川を遡った河原にあります。
途中ご覧の様な吊り橋もあります。
間もなく河原に源泉湧出地が見えて来ます。
岩が積みあがった上にパイプの筒が刺さっていて、
いかにも源泉な感じですね。
こちらも同様な感じです。
左上の小屋が源泉の管理施設の様ですね。
このビニールシートの囲いが脱衣所です。
「大露天風呂」は混浴ですが、脱衣所は男女で分かれています。
こちらが「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」です。
湯船が低い場所にあって、河原までジャッカン距離があるので、
温泉につかりながら河原は見えませんが、
山間の河原の開けた場所にあるので、景観はなかなかです。
浴槽はさすがに広いですね。
広い分こちらの泉温は全体的にジャッカンぬるめでした。
湯口の周辺は熱めのエリアもあります。
湯口です。
鉄製のパイプが湯船の中に差し込まれているので、
見た目で湯量は測れないですが、
源泉湧出地にあってこれだけの浴槽の広さなので、
湯量は多い方だと思います。
「大露天風呂」の看板の裏手にはちょっとした滝みたいな水の流れもあります。
浴槽の深さは全体的にそんなに深くはなくて、
膝上くらいの深さでした。
場所によっては、岩に寄りかかって寝湯みたいにお湯につかることも出来ます。
■夕食
温泉に一通りつかったら、お夕食の時間です。
本館にお食事処があります。
こちらがお席です。
お夕食の品々です。
秘湯のお宿らしいシンプルな料理でしたが、とても美味しかったです。
ほたるいかの沖漬けをオプションで追加しましたが、
美味しかったですね。
■朝食
朝食もシンプルな感じでしたが、
ヘルシーな料理でした。
■ガラパン's Check
黒部峡谷の中にあって、黒部川の支流の川沿いにあるので、
ロケーションも秘湯感も抜群でした。
トロッコ列車でしか行くことが出来ず、
最寄りの黒薙駅からの山道も秘湯の温泉に向かっている感が満点で、
非常に雰囲気がある温泉です。
源泉湧出地にあるので、新鮮な温泉を味わうことが出来ます。
湯量も申し分ないですね。
宿泊した日は女性が一人もいなかったため、
本来女性専用の露天風呂である「天女の湯」が開放されて
いつでも入浴可能になったのはラッキーでした。
「大露天風呂 -源泉(いずみ)-」も素晴らしかったですが、
個人的には「天女の湯」の方が気に入りました。
秘湯の温泉宿なので、
宿の設備や食事は豪勢ではありませんが、
必要充分な内容でした。
秘湯のお宿が好きな方でしたら好印象なお宿ですので、
おすすめの温泉宿です。
ロケーション★★★★★
湯使い★★★★
湯量★★★★★
秘湯度★★★★★
おすすめ度★★★★★
■黒薙温泉/黒薙温泉旅館
HP:https://www.kuronagi.jp/
〒938-0282
富山県黒部市 宇奈月町黒薙
TEL:0765-62-1802
・宿泊での利用
(日帰り入浴の場合)
営業時間:9:00~15:15※トロッコ列車の運行期間中に限る
入浴料:大人700円、子供200円(未就学児無料)