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【山形】肘折温泉/カルデラ温泉館 [温泉【山形】]

2017年8月11日(金)。
肘折温泉のカルデラ温泉館に立ち寄りました。
肘折温泉の中でも肘折温泉郷黄金温泉といわれる温泉地です。
肘折温泉の温泉街からは少し離れた場所にあります日帰り専門の温泉施設です。


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こちらが建物の外観です。
平屋建ての建物です。


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入口です。
平屋建てですが、屋根&天井が高いので大きく見えますね。


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玄関を入ると左手に通路がありまして、
券売機があります。
その奥側がフロントになっています。


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フロントの先を奥に通路が延びています。


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通路の途中に露天風呂の浴室の入口があります。
1時間交代の男女入れ替え制となっています。
今回は時間の都合で露天風呂には入りませんでした。


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通路の奥まで行くと、
突き当りに男女別の浴室があります。
正面に見えるのは、飲泉所です。
こちらのカルデラ温泉館では飲泉をすることも出来ます。


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温泉分析書(飲泉所)
泉温:9.4℃
pH:4.4
成分総計:89.7mg/kg
泉質:遊離二酸化炭素の含有量から温泉法による適用により温泉法第2条の温泉に該当(弱酸性・低張性・冷鉱泉)
※泉温・特定成分・成分総計などの療養泉の基準を満たさず、泉質名が付かない温泉となります。

温泉分析書には単純冷鉱泉と記述がありますが、療養泉の基準にはどれも満たしていないため、
泉質名は付かず、温泉法でいう所の温泉となります。
とはいえ、二酸化炭素泉の基準にわずか1割強の118.4mg足りない程度です。
実際には療養泉に該当しないため違いますが、
もし仮に上記の成分量を満たしていたと仮定した場合の泉質は、
単純二酸化炭素冷鉱泉となります。
特徴として、
ガス性の温泉で成分総計と呼ばれる全体的な温泉成分の量が少なく
二酸化炭素のみを突出して多く含んだ(成分の9割以上が二酸化炭素)温泉であり、
とてもレアな温泉なのです。
その二酸化炭素は加温せずそのままかけ流しで提供されているので、
ほぼ二酸化炭素泉で効果はある程度期待できそうです。
温泉の色は無色透明でした。
シュワッとした舌触りで炭酸水みたいな味でした。
比較的飲み易い温泉だと思います。
源泉温度が9.4℃となっており、とっても冷たいです。
二酸化炭素は低温な方が気が抜けないので好都合ですね。
まさに飲泉に持って来いの温泉と言えるでしょう。


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飲泉所の湯口です。
正面2つの湯口から常に温泉水が出ている状態です。


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内湯の浴室は、通路の奥の飲泉所のある場所の手前側に入口があります。


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温泉分析書(内湯)
泉温:54.0℃
pH:6.0
成分総計:2,849mg/kg
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(中性・低張性・高温泉)

飲泉所の温泉とは全く別の泉質となっています。
典型的な食塩泉で、温まりの湯ですね。
保温効果の他に、肌のコーティング効果もあります。
隠れた泉質として療養泉の基準には達していませんが、
炭酸水素イオンが19.29mval%ですので、
上記泉質のナトリウム-塩化物温泉に加えて、ほぼ炭酸水素塩泉ということも出来るでしょう。


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こちらが内湯の浴槽です。
黄土色のにごり湯で、よく見ると茶褐色の細かい温泉成分の湯の花が舞っていました。
黄金と名の付く温泉は、ほとんどがお湯の色に由来して黄土色の温泉になっていますね。
お湯の温度は適温でした。


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内湯の浴室にも冷鉱泉の湯口があります。
浴槽ではないので、お湯につかることはできませんが、
かけ湯は出来るので、
冷鉱泉のかけ湯と温泉の浴槽で温冷浴も出来ます。
温まりの湯である塩化物泉との相性もいいですね。


■肘折温泉/カルデラ温泉館
HP:http://www.hijiorionsen.jp/karuderakan/
〒996-0301
山形県最上郡大蔵村黄金温泉

・日帰り入浴
営業時間:4月~10月の営業時間9:30~18:30、11月~3月の営業時間10:00~16:30(入館受付はそれぞれ終了30分前までとなっております)
入浴料:450円


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