【山形】姥湯温泉/桝形屋 [温泉【山形】]
2017年5月1日(月)。
本日のお宿、姥湯温泉の「桝形屋」です。
姥湯温泉は米沢八湯の一つで、
吾妻連峰の北側にそびえる烏帽子山などが連なる
標高1300mの山間の谷間にある秘湯の一軒宿の温泉です。
この様な秘境の地にありながら開湯は1533年と古く、
鉱山師であった初代の宿主がこの地へやってきて発見され、
その際、山姥と出会った伝承があることから姥湯温泉と名付けられたそうです。
山々に囲まれた秘湯の温泉宿。
ということで、まずは麓にある最寄り駅のJR奥羽本線の峠駅です。
雪への備えなのか、プレハブの囲いがされています。
むむっ、なぜ駅なのかですって?
それは、ここが姥湯温泉「桝形屋」の臨時駐車場になっているからです!
冬季は休業しており、今年はこの日(5月1日)からの営業ということもあり、
残雪が残っていることから米沢市の役所から
一般車両はまだしばらくは通行止めというお達しがあったそうで、
宿の方から事前に連絡をいただき、
ここ峠駅から送迎車を出していただくことになりました。
ちなみに姥湯温泉「桝形屋」以外にも、
道中にある滑川温泉「福島屋」の臨時駐車場と送迎車の発着場も兼ねています。
案内の地図です。
歩いて行くことも可能ですが、
姥湯温泉まで2時間半の山道はかなりハードですね(^_^;)
建物の中はこんな感じです。
駐車場の奥に駅のホームがあります。
線路は、トンネルから出てすぐの場所に位置しています。
送迎車まで少し時間があったので、周辺を散策。
駅の時刻表。
普通電車しか停車しないこともあり、本数が少ないですね。
都会に住んでいるありがたみを感じましたw
JR奥羽本線は山形新幹線も走っているので、
新幹線の通過シーンも間近で見れちゃいます!
温泉宿の利用者以外にもこれを目当てに観に来る方もいるようで、
ツーリングをしているバイカーの方たちが複数立ち寄られてました。
近所には、飲食が出来るお店やお茶屋さんもあったりします。
送迎車が来ました。
車に揺られること25分程。
道中は、山あり谷ありの車が1台通れるだけの細~い道で、
勾配もかなりキツく切り返しをしないと曲がれないカーブもあったりしましたw
到着しました。
送迎車が停まる駐車場からの眺めです。
吊り橋の向こうに宿が見えます。
ここから歩いて登って行きます。
ちなみに、吊り橋の下は人工的な滝になってます。
重い荷物は、こちらのゴンドラで宿まで載せて行ってくれます。
ゴンドラが川をまたいで運ばれている様子です。
吊り橋を渡って、宿に向かいます。
吊り橋からの眺めです。
上の画像が山側の宿方面、下の画像が反対側の麓の方角です。
見晴らしは抜群です。
湧水が流れている所を通り抜けていきますと
宿が間近に見えてきて、5分程で宿に到着です。
宿の玄関です。
こちらの姥湯温泉「桝形屋」には
・内湯(男女)
・混浴露天風呂
・女性専用露天風呂
3つの浴室があります。
玄関を入った所です。
「日本秘湯を守る会」の加盟宿でもあります。
入って左手に簡単な待合室があります。
チェックイン時は立て込むので、こちらで少し待ちます。
こちらがフロントです。
早速お部屋へご案内。
玄関のフロアから左手の通路に進みます。
1階の通路です。
手前のすぐ左手に階段があります。
今回2階のお部屋でしたので、階段で2階に上がります。
2階通路です。
奥にちょっとした階段があります。
今回宿泊のお部屋は、この階段を上ってすぐの旅館の中で一番奥のお部屋でした。
こちらの「万作」というお部屋です。
お部屋に入ってすぐ左手に洗面台とトイレがあります。
こちらがお部屋です。
和室でコンパクトな造りですね。
お部屋の窓からの景色です。
早速温泉へご案内。
お部屋が一番奥でしたので、部屋を出てすぐ左手に暖簾があります。
ここで2手に分かれていて、
右手が内湯、左手が露天風呂へ続く通路に出る出口があって下駄箱があります。
まず先に内湯を紹介します。
暖簾をくぐって、右手側です。
正面突き当りを左に曲がるとすぐ浴室の入口があります。
手前側の左手に男湯、奥が女湯になってます。
温泉分析書。
泉温:51.0℃
pH:2.6
成分総計:794mg
泉質:酸性・含硫黄-単純温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
pHが2.6ということで強酸性で、
ガス性の硫黄泉なのでゆで卵の様な硫化水素臭がします。
典型的な硫黄泉の温泉です。
ツルツルスベスベなお湯の感触でした。
源泉かけ流しで源泉の湧出地がすぐ近くにあるため、
乳白色のにごり湯の様になっていますが、
透明感が残っているお湯となっています。
こちらが内湯の浴槽です。
浴室全体がコンパクトです。
お湯の色は乳白色っぽいですが、
新鮮なためにごりが薄く透明感があります。
湯口です。
湯量は豊富です。
浴槽は全て木造りでしたので、
浴感はとても良かったです。
右手前側には洗い場もあります。
露天風呂には洗い場はありませんので、
宿泊者には内湯は重宝しますね。
次に、露天風呂です。
先程の暖簾の左手側です。
階段を下りた所が下駄箱になってます。
すぐ出口の扉があります。
扉から外に出た所です。
このまま奥に進んでいきます。
階段を上ると
まず見えてくるのが女性専用露天風呂です。
女性専用露天風呂は右手の入口から、混浴露天風呂は左手の通路を奥に進んでいきます。
時間帯で入れ替わる時間が2時間ほどだけあります。
通路を山側に進んでいくと、
小さな橋があってその先に混浴露天風呂の建物が見えてきます。
2か所あるように見えますが、右手前の「薬師の湯」は入浴できません。
奥側の「山姥の湯」になります。
立札の左側に脱衣所の建物があります。
男性用と女性用と分かれていて、
男性用はここを曲がった左側に入り口があって、
女性用は見えないように奥に回り込んだ先に入り口があるようです。
ちなみに、正面奥は源泉が湧いているエリアになっていて、
浴槽へ配湯するための設備があります。
かけ湯は露天風呂の手前の、
露天風呂の浴槽から溢れ出て川に流れる途中のお湯を桶ですくって利用します。
そしてそして、こちらが露天風呂です。
背後に吾妻連峰の山を仰ぎ見ることが出来る、見晴らしも景色も抜群の露天風呂です!
浴槽は大きくはありませんが、適度な広さですね。
露天風呂の方は乳白色のにごり湯になっています。
湯口です。
湯量はとっても豊富で、ドバドバかけ流されてました。
浴槽の端のかけ湯の方に流れ出ている場所です。
そのまま川に流されています。
とっても綺麗な乳白色ですね。
日光に照らされて、キラキラ輝いてます!
湯船の山側からの眺めです。
奥の山側の方が泉温が熱めで、
手前側の方がぬるめのお湯になってます。
浴槽の右手前側はご覧の様に浅くなっていて、
寝そべって寝湯が出来るようになっています。
これを利用して、夜は満天の星空を眺めながらお湯につかることも出来ます!
寝湯のスペースでお湯につかりながらの眺めです。
何時間でもお湯につかっていたいと思えるくらい、
浴感も良かったですし、景色も素晴らしいですね。
温泉を満喫した後は、夕食です。
今回は部屋食でした。
夕食の品々です。
シンプルな料理でしたが、とっても美味しかったです。
特に米沢牛と鯉の甘煮が激ウマでした!
鯉の甘煮は皇室にも献上されたことがあるそうです。
鱗と骨でゴツゴツして食べづらいですが、その分美味しかったです。
翌朝。
早起きをして、宿の近所を散歩しました。
麓側の見晴らしの良いポイントまで歩きました。
天気も良くて絶景でした。
さすが標高1300mですね。
朝食です。
よくある朝食ですが、お味噌汁が鍋で新鮮でした。
ご飯が米びつで丸っと出されるので、
3杯くらいの分量があって満足でした。
思っていた以上の秘境の温泉で、期待以上でした。
内湯も良かったですが、
露天風呂は語りつくせないくらい泉質・眺望・雰囲気どれも素晴らしい温泉でした。
指折りに数えるくらいのおススメの温泉です。
またぜひ宿泊したいですね。
宿の方と露天風呂で入浴中に話す機会があり、
冬場の閉鎖期間は誰もいなくなるので、
春先の開業1週間前くらいから宿に来てまず雪下ろしをするそうです。
降雪の対応で冬場は宿にあるものは一旦山から降ろしているので、
雪かきが終わったら運び込んで~という作業があるとのことでした。
春先の開業準備が一番大変というお話を伺いました。
宿の方の苦労があって、こんな素晴らしい温泉に入れるのだな~と、
ありがたみを感じました。
■姥湯温泉/桝形屋
HP:http://www.ubayuonsen.com/
・宿泊
(日帰り入浴の場合)
※露天風呂のみ
営業時間:9:30~15:30
入浴料:600円
〒992-1205
山形県米沢市関根10348-19
TEL:090-7797-5934
本日のお宿、姥湯温泉の「桝形屋」です。
姥湯温泉は米沢八湯の一つで、
吾妻連峰の北側にそびえる烏帽子山などが連なる
標高1300mの山間の谷間にある秘湯の一軒宿の温泉です。
この様な秘境の地にありながら開湯は1533年と古く、
鉱山師であった初代の宿主がこの地へやってきて発見され、
その際、山姥と出会った伝承があることから姥湯温泉と名付けられたそうです。
山々に囲まれた秘湯の温泉宿。
ということで、まずは麓にある最寄り駅のJR奥羽本線の峠駅です。
雪への備えなのか、プレハブの囲いがされています。
むむっ、なぜ駅なのかですって?
それは、ここが姥湯温泉「桝形屋」の臨時駐車場になっているからです!
冬季は休業しており、今年はこの日(5月1日)からの営業ということもあり、
残雪が残っていることから米沢市の役所から
一般車両はまだしばらくは通行止めというお達しがあったそうで、
宿の方から事前に連絡をいただき、
ここ峠駅から送迎車を出していただくことになりました。
ちなみに姥湯温泉「桝形屋」以外にも、
道中にある滑川温泉「福島屋」の臨時駐車場と送迎車の発着場も兼ねています。
案内の地図です。
歩いて行くことも可能ですが、
姥湯温泉まで2時間半の山道はかなりハードですね(^_^;)
建物の中はこんな感じです。
駐車場の奥に駅のホームがあります。
線路は、トンネルから出てすぐの場所に位置しています。
送迎車まで少し時間があったので、周辺を散策。
駅の時刻表。
普通電車しか停車しないこともあり、本数が少ないですね。
都会に住んでいるありがたみを感じましたw
JR奥羽本線は山形新幹線も走っているので、
新幹線の通過シーンも間近で見れちゃいます!
温泉宿の利用者以外にもこれを目当てに観に来る方もいるようで、
ツーリングをしているバイカーの方たちが複数立ち寄られてました。
近所には、飲食が出来るお店やお茶屋さんもあったりします。
送迎車が来ました。
車に揺られること25分程。
道中は、山あり谷ありの車が1台通れるだけの細~い道で、
勾配もかなりキツく切り返しをしないと曲がれないカーブもあったりしましたw
到着しました。
送迎車が停まる駐車場からの眺めです。
吊り橋の向こうに宿が見えます。
ここから歩いて登って行きます。
ちなみに、吊り橋の下は人工的な滝になってます。
重い荷物は、こちらのゴンドラで宿まで載せて行ってくれます。
ゴンドラが川をまたいで運ばれている様子です。
吊り橋を渡って、宿に向かいます。
吊り橋からの眺めです。
上の画像が山側の宿方面、下の画像が反対側の麓の方角です。
見晴らしは抜群です。
湧水が流れている所を通り抜けていきますと
宿が間近に見えてきて、5分程で宿に到着です。
宿の玄関です。
こちらの姥湯温泉「桝形屋」には
・内湯(男女)
・混浴露天風呂
・女性専用露天風呂
3つの浴室があります。
玄関を入った所です。
「日本秘湯を守る会」の加盟宿でもあります。
入って左手に簡単な待合室があります。
チェックイン時は立て込むので、こちらで少し待ちます。
こちらがフロントです。
早速お部屋へご案内。
玄関のフロアから左手の通路に進みます。
1階の通路です。
手前のすぐ左手に階段があります。
今回2階のお部屋でしたので、階段で2階に上がります。
2階通路です。
奥にちょっとした階段があります。
今回宿泊のお部屋は、この階段を上ってすぐの旅館の中で一番奥のお部屋でした。
こちらの「万作」というお部屋です。
お部屋に入ってすぐ左手に洗面台とトイレがあります。
こちらがお部屋です。
和室でコンパクトな造りですね。
お部屋の窓からの景色です。
早速温泉へご案内。
お部屋が一番奥でしたので、部屋を出てすぐ左手に暖簾があります。
ここで2手に分かれていて、
右手が内湯、左手が露天風呂へ続く通路に出る出口があって下駄箱があります。
まず先に内湯を紹介します。
暖簾をくぐって、右手側です。
正面突き当りを左に曲がるとすぐ浴室の入口があります。
手前側の左手に男湯、奥が女湯になってます。
温泉分析書。
泉温:51.0℃
pH:2.6
成分総計:794mg
泉質:酸性・含硫黄-単純温泉(硫化水素型)(酸性・低張性・高温泉)
pHが2.6ということで強酸性で、
ガス性の硫黄泉なのでゆで卵の様な硫化水素臭がします。
典型的な硫黄泉の温泉です。
ツルツルスベスベなお湯の感触でした。
源泉かけ流しで源泉の湧出地がすぐ近くにあるため、
乳白色のにごり湯の様になっていますが、
透明感が残っているお湯となっています。
こちらが内湯の浴槽です。
浴室全体がコンパクトです。
お湯の色は乳白色っぽいですが、
新鮮なためにごりが薄く透明感があります。
湯口です。
湯量は豊富です。
浴槽は全て木造りでしたので、
浴感はとても良かったです。
右手前側には洗い場もあります。
露天風呂には洗い場はありませんので、
宿泊者には内湯は重宝しますね。
次に、露天風呂です。
先程の暖簾の左手側です。
階段を下りた所が下駄箱になってます。
すぐ出口の扉があります。
扉から外に出た所です。
このまま奥に進んでいきます。
階段を上ると
まず見えてくるのが女性専用露天風呂です。
女性専用露天風呂は右手の入口から、混浴露天風呂は左手の通路を奥に進んでいきます。
時間帯で入れ替わる時間が2時間ほどだけあります。
通路を山側に進んでいくと、
小さな橋があってその先に混浴露天風呂の建物が見えてきます。
2か所あるように見えますが、右手前の「薬師の湯」は入浴できません。
奥側の「山姥の湯」になります。
立札の左側に脱衣所の建物があります。
男性用と女性用と分かれていて、
男性用はここを曲がった左側に入り口があって、
女性用は見えないように奥に回り込んだ先に入り口があるようです。
ちなみに、正面奥は源泉が湧いているエリアになっていて、
浴槽へ配湯するための設備があります。
かけ湯は露天風呂の手前の、
露天風呂の浴槽から溢れ出て川に流れる途中のお湯を桶ですくって利用します。
そしてそして、こちらが露天風呂です。
背後に吾妻連峰の山を仰ぎ見ることが出来る、見晴らしも景色も抜群の露天風呂です!
浴槽は大きくはありませんが、適度な広さですね。
露天風呂の方は乳白色のにごり湯になっています。
湯口です。
湯量はとっても豊富で、ドバドバかけ流されてました。
浴槽の端のかけ湯の方に流れ出ている場所です。
そのまま川に流されています。
とっても綺麗な乳白色ですね。
日光に照らされて、キラキラ輝いてます!
湯船の山側からの眺めです。
奥の山側の方が泉温が熱めで、
手前側の方がぬるめのお湯になってます。
浴槽の右手前側はご覧の様に浅くなっていて、
寝そべって寝湯が出来るようになっています。
これを利用して、夜は満天の星空を眺めながらお湯につかることも出来ます!
寝湯のスペースでお湯につかりながらの眺めです。
何時間でもお湯につかっていたいと思えるくらい、
浴感も良かったですし、景色も素晴らしいですね。
温泉を満喫した後は、夕食です。
今回は部屋食でした。
夕食の品々です。
シンプルな料理でしたが、とっても美味しかったです。
特に米沢牛と鯉の甘煮が激ウマでした!
鯉の甘煮は皇室にも献上されたことがあるそうです。
鱗と骨でゴツゴツして食べづらいですが、その分美味しかったです。
翌朝。
早起きをして、宿の近所を散歩しました。
麓側の見晴らしの良いポイントまで歩きました。
天気も良くて絶景でした。
さすが標高1300mですね。
朝食です。
よくある朝食ですが、お味噌汁が鍋で新鮮でした。
ご飯が米びつで丸っと出されるので、
3杯くらいの分量があって満足でした。
思っていた以上の秘境の温泉で、期待以上でした。
内湯も良かったですが、
露天風呂は語りつくせないくらい泉質・眺望・雰囲気どれも素晴らしい温泉でした。
指折りに数えるくらいのおススメの温泉です。
またぜひ宿泊したいですね。
宿の方と露天風呂で入浴中に話す機会があり、
冬場の閉鎖期間は誰もいなくなるので、
春先の開業1週間前くらいから宿に来てまず雪下ろしをするそうです。
降雪の対応で冬場は宿にあるものは一旦山から降ろしているので、
雪かきが終わったら運び込んで~という作業があるとのことでした。
春先の開業準備が一番大変というお話を伺いました。
宿の方の苦労があって、こんな素晴らしい温泉に入れるのだな~と、
ありがたみを感じました。
■姥湯温泉/桝形屋
HP:http://www.ubayuonsen.com/
・宿泊
(日帰り入浴の場合)
※露天風呂のみ
営業時間:9:30~15:30
入浴料:600円
〒992-1205
山形県米沢市関根10348-19
TEL:090-7797-5934