【秋田】乳頭温泉郷/鶴の湯温泉 [温泉【秋田】]
2017年2月2日(木)。
本日のお宿、乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」さんです。
乳頭温泉郷といえば、まっさきに思い浮かぶのがこちらの「鶴の湯温泉」で、
全国的に有名でとても人気の高い温泉宿ですね。
こちらの「鶴の湯温泉」さんだけ他の乳頭温泉郷の温泉と離れた場所にあります。
「鶴の湯温泉」は乳頭山(標高1,478m)の麓のにある乳頭温泉郷の温泉の一つで、
8軒ある温泉宿の中でも最も古い歴史を持っていて、
その昔、秋田藩主の湯治場としても利用されていた温泉宿です。
いくつかある建物のうち「本陣」は、茅葺屋根となっていて、
藩主が湯治に訪れた際に警護の方が待機した詰所として使用されていたそうで、
とても古い歴史ある建物となっています。
ちなみに鶴の湯の名前の由来は、
地元の猟師の方が、
猟の際に傷ついた鶴が温泉で傷を癒すのを見つけた事が
そのまま鶴の湯の名に残ったと言い伝えられています。
宿の入口からの眺めです。
雪が積もっている景観が、とっても秘湯の情緒が溢れる雰囲気ですね。
「日本秘湯を守る会」の会員宿です。
客室の建物は本陣、東本陣、新本陣、1号館、2号館、3号館という6つの建物から構成されています。
これらに加えて、温泉の浴室の建物がいくつか敷地内に点在している形です。
入口を入って左手の建物が、本陣です。
こちらに手前から囲炉裏付きの客室が5部屋とお食事処があり、
奥にはフロントなどの事務所があります。
右手の建物は、2号館と3号館です。
6畳一間のこじんまりとしたお部屋になってまして、
一人宿泊も可となってます。
中ほどまで進んで「本陣」の建物の端のこちらの中にフロントがあります。
玄関はこちらも2重扉になっていて、
最初の扉の中に入ると右手に飲み物を冷やす場所があります。
キンキンに冷た~い水でした!
2枚目の扉を入ってすぐ左手にフロントがあります。
秘湯らしい、こじんまりとしたフロントですね。
まずはお部屋に案内していただきました。
お部屋は先ほど通りすがった、3号館でした。
こちらが3号館の玄関になります。
3号館の玄関を入ると、すぐ正面に階段があります。
「日本秘湯を守る会」の提灯も所々でしっかり掲げてあって情緒がありますね。
お部屋は3号館の1階でした。
玄関を入った右手になります。
下駄箱が通路の端まで続いていました。
お部屋の入口です。
扉が通路から少し引っ込んだ形状になってます。
部屋番号は72番のお部屋でした。
そして、こちらがお部屋です。
6畳一間なので、本当にこじんまりとした印象ですね。
建物もそうですがお部屋も純和風で、
鄙びた雰囲気が秘湯のお宿というのを醸し出してますね。
ちなみに、お部屋に風呂とトイレは付いてません。
お部屋のテーブルの上には、黒い折り紙で折られた鶴が置いてありました。
「鶴の湯温泉」さんらしい演出ですね。
ちなみに、トイレは各階にありまして、
1階は玄関を挟んだ反対側にあります。
玄関を入って左手側の通路を奥まで行きます。
通路を奥まで行くと、画像のような休憩所がありますので、
その手前を右折した先にあります。
右手には流しがありまして、
トイレは左手になります。
こちらがトイレです。
一息ついたら、早速温泉に入りに行きました。
「鶴の湯温泉」さんには、全部で6つの浴室があります。
・混浴露天風呂
・中の湯(男女)
・白湯(男女)
・黒湯(男女)
・内湯(男女)
・貸切風呂
所々にご覧の様な案内図が掲示されています。
内湯が東本陣で、貸切風呂が新本陣の建物内にあります。
橋の向かいに、すぐ温泉の小屋があります。
こちらには、「黒湯」と「白湯」という温泉の浴室あります。
入口は3つあって、両端が女湯で男湯は真ん中になってます。
男湯は、中で「黒湯」と「白湯」で別の浴室に分かれています。
建物の中に入ると、
右手に脱衣所と「白湯」があります。
まずは「白湯」からご紹介しましょう。
温泉分析書(白湯)
泉温:59.6℃
湧出量:不明
pH:6.6
成分総計:2,817mg
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
お湯の感触はツルスベ~の肌触りで、美肌効果があります。
しかも塩化物泉でもありますので、コーティング効果も期待できます。
お湯の色は硫黄泉らしい乳白色のお湯です。
味は苦くて、少し酸味があって酸っぱい味でした。
浴室です。
湯量は豊富で浴槽からお湯が常に溢れていました。
湯口です。
木製のお湯の通路が見える形で配置されていて、
木がかなり腐食して温泉成分の積出物も付着しているので、
視覚的にも温泉を楽しめますね。
湯量が多いのもあって、
浴槽の周りにも温泉成分の積出物が付着していて、
波の紋様のような形状に固まってました。
続いては、「黒湯」の方です。
小屋に入って、正面左手にあります。
温泉分析書(黒湯)
泉温:58.7℃
湧出量:不明
pH:6.8
成分総計:3,387mg
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
ツルスベな肌触りのお湯で、美肌効果が期待できますね。
塩化物泉で、温まりの湯でもあります。
味は苦酸っぱい味で、「白湯」よりもジャッカン酸味が強いですね。
「黒湯」という名前ですが、
お湯は硫黄泉の特色である乳白色のお湯でした。
浴室です。
浴槽はかなり小さ目で、2人も入れば満杯になってしまいますね。
湯口です。
こちらも温泉成分によって木が腐食をしていました。
浴槽はこちらも温泉成分の積出物がけっこう付着してましたので、
温泉につかっている感があり、
浴感はとても良かったですね。
次に内湯を紹介します。
内湯はフロントを出て左手に見える川にかかった橋の通路の先にあります。
東本陣・新本陣の建物から入ります。
川の左手にあるこちらの門の先に玄関があります。
東本陣の玄関です。
左手がフロントに繋がってます。
正面には階段があって、その先の通路は新本陣の建物に繋がってます。
内湯は、玄関から右手の通路を進んでいきます。
東本陣の1階通路です。
こちらの途中で右手に曲がります。
右に曲がった所が、橋の部分の通路です。
そのまま奥まで進みます。
突き当りがそのまま浴室になってまして、
ここで男湯と女湯に分かれています。
脱衣所です。
小屋は小さい造りで、中はかなり手狭ですね。
温泉分析書(内湯)
泉温:59.6℃
湧出量:不明
pH:6.6
成分総計:2,817mg
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
内湯は、「白湯」の源泉を使用しています。
内湯です。
浴室もかなり手狭でした。
浴槽も2人でいっぱいになる広さでした。
浴室全体が木造りで出来ているので、
とっても浴感が良かったですね。
浴室を入って左手に、洗い場があります。
内湯と貸切風呂にだけ洗い場がありますので、
宿泊される方には重宝しますね。
木造りの浴槽と乳白色の温泉との組み合わせが、
とても素敵ですね。
お湯の温度は適温でした。
今度は貸切風呂にご案内です。
いったん東本陣の玄関まで戻って、
玄関正面の階段を上ってその先に続いている通路をそのまま進んでいきます。
通路で後ろを振り返るとこんな感じです。
通路の先で新本陣の建物に繋がってます。
左手が宿泊の客室に繋がっていまして、
貸切風呂は衝立があってちょっとわかりづらいですがこの右手にあります。
貸切風呂は浴室が2つあって、
予約無しで空いていればいつでも自由に入ることが出来ます。
扉の表に掲げてある札をひっくり返して入浴中と空と表示する形になってます。
脱衣所です。
こちらもけっこう手狭ですね。
温泉分析書(貸切風呂)
泉温:58.7℃
湧出量:不明
pH:6.8
成分総計:3,387mg
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
貸切風呂は、「黒湯」の方の源泉を使用しています。
浴室です。
こちらの浴槽もかなり小さ目ですね、2人が限界でしょう。
貸切風呂なので、大人数入ることは無いので丁度良いのかもしれませんね。
こちらも浴室全体が木造りで出来ているので、
とっても浴感が良かったです。
貸切風呂にも洗い場があります。
湯口です。
湯量はそこそこな感じですが、浴槽が小さいため新鮮なお湯が提供されてました。
内湯と比べると造りが新しいですね。
お湯は、こちらもきれいな乳白色です。
湯温は適温で、味は苦酸っぱい味でした。
新本陣内の貸切風呂の近くには、ご覧の様なお洒落な休憩スペースがありました。
ストーブもあって、暖かいです。
ちなみに、新本陣の客室側はこんな感じです。
「鶴の湯温泉」さんの中では一番新しい建物ですが、
それでも純和風で鄙びた雰囲気がとても良いですね。
そしてお次が、「中の湯」と「鶴の湯露天風呂」です。
脱衣所は一緒になっていて、
「露天風呂」に入るのにも「中の湯」の浴室を経由して外に出る形になってます。
脱衣所です。
ガラスの窓が広いので、「中の湯」も「露天風呂」の方も見えます。
温泉分析書(中の湯)
泉温:45.1℃
湧出量:不明
pH:6.7
成分総計:3,131mg
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
中の湯は黒湯、白湯とはまた別の源泉となっていますが、
泉質的にはほとんど一緒でどちらかというと白湯とほぼ一緒の泉質となっています。
名物の露天風呂の泉温がぬるいので、
こちらの泉温は熱めとなっています。
露天風呂から出た後の温まりの湯としてつかるといいですね。
こちらが「中の湯」の浴室です。
温泉成分の積出物がかなり付着してますね。
お湯の色はきれいな乳白色で、白い細かい温泉成分の湯の花がお湯の中で舞ってました。
お湯の温度は、少し熱めでした。
これは「露天風呂」がぬるいので、
上がり湯で体を温めるためだと思われます。
湯口は竹製の筒で出来てました。
浴槽をはじめ浴室全体が木製ですが、
温泉成分の積出物が石化して浴槽の縁が石風呂の様になってました。
最後に露天風呂にご案内です。
「鶴の湯温泉」といえば、やはり露天風呂ですね。
こちらの露天風呂は、混浴の露天風呂になってます。
女湯は「中の湯」の方から露天風呂まで浴槽が伸びていて、
お湯の色が乳白色でお湯に入ってしまえば見えないため、
女性でも入りやすい混浴の露天風呂だと思います。
温泉分析書(鶴の湯「露天風呂」)
泉温:37.6℃
湧出量:不明
pH:7.3
成分総計:3,387mg
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性 低張性 高温泉)
なんと意外なことに、こちらの露天風呂だけ硫黄が含まれていないため硫黄泉ではありません。
見た目はいかにも硫黄泉なんですけどねw
一番の特色が足元湧出の源泉で、
浴槽のあちこちでポコポコと泡立ってお湯が湧出しています。
源泉自体が浴槽になっているので、最高に新鮮なお湯につかることが出来ます!
足元湧出の源泉につかれる温泉はとっても貴重で、
しかもこれだけの広さの露天風呂はそうそう無いのでまさに名湯という名にふさわしい温泉です。
源泉の泉温が低く、その源泉をかけ流しでそのままの状態で提供されているので、
お湯の温度はぬるいです。
真冬のこの時期ですと温泉につかっていても寒く感じられるかもしれませんが、
源泉が湧出している地点は熱いお湯が出ているので、
もし寒い方はポコポコと源泉が湧出している場所に陣取ると寒くないのでおすすめです。
雪見露天風呂で景色を眺めながらのんびりつかるには最適ですね。
「中の湯」から外に出た所から露天風呂までがジャッカン距離があって、
途中に雪が積もって固まって凍結している場所があったので、
露天風呂につかるまで足が冷たくて寒いですね(^_^;)
露天風呂の手前の脇には、
女性用の「中の湯」へと続く通路として浴槽が続いています。
この先は男性は立ち入り禁止になってます。
足元湧出の源泉です。
源泉がポコポコと泡を立てて足元から湧出している様子が分かります!
足元湧出の源泉以外にも、
ご覧の様な打たせ湯の様にお湯が流れている所もありますが湯量は多くないので、
ほとんどが足元湧出の源泉で提供されています。
景色も良くて、積雪もかなりありましたので、
雪見露天風呂を存分に味わうことが出来ました!
温泉を満喫した後は、お食事の時間です。
お食事処は、本陣の7番でした。
入口を入って、すぐ左手に囲炉裏がありました。
お食事処は、こんな感じです。
お夕食の品々です。
どちらかというと質素な感じで、豪勢というわけではありませんでしたが、
山の幸をふんだんに使ったお料理で、
味も美味しかったですし、
量もお腹がパンパンになるくらい満足でした。
ご飯に加えて、山の芋鍋もお代わり自由でした!
お部屋のお布団が敷かれるとこんな感じです。
とっても暖かかったです。
翌日の朝食です。
朝食も美味しかったですね。
チェックアウト前にもうひとっ風呂入ってきました。
朝食後の時間帯は誰も入って無かったので、
一人での~んびり雪見露天風呂を堪能しました!
期待通りの良い温泉で泉質もとても良いで、
それだけでなく温泉宿としての風情もあって、
ぜひまた宿泊したい温泉宿でした。
■鶴の湯温泉
HP:http://www.tsurunoyu.com/
宿泊
(立ち寄り湯の場合)
営業時間:10:00~15:00
入浴料:600円
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本日のお宿、乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」さんです。
乳頭温泉郷といえば、まっさきに思い浮かぶのがこちらの「鶴の湯温泉」で、
全国的に有名でとても人気の高い温泉宿ですね。
こちらの「鶴の湯温泉」さんだけ他の乳頭温泉郷の温泉と離れた場所にあります。
「鶴の湯温泉」は乳頭山(標高1,478m)の麓のにある乳頭温泉郷の温泉の一つで、
8軒ある温泉宿の中でも最も古い歴史を持っていて、
その昔、秋田藩主の湯治場としても利用されていた温泉宿です。
いくつかある建物のうち「本陣」は、茅葺屋根となっていて、
藩主が湯治に訪れた際に警護の方が待機した詰所として使用されていたそうで、
とても古い歴史ある建物となっています。
ちなみに鶴の湯の名前の由来は、
地元の猟師の方が、
猟の際に傷ついた鶴が温泉で傷を癒すのを見つけた事が
そのまま鶴の湯の名に残ったと言い伝えられています。
宿の入口からの眺めです。
雪が積もっている景観が、とっても秘湯の情緒が溢れる雰囲気ですね。
「日本秘湯を守る会」の会員宿です。
客室の建物は本陣、東本陣、新本陣、1号館、2号館、3号館という6つの建物から構成されています。
これらに加えて、温泉の浴室の建物がいくつか敷地内に点在している形です。
入口を入って左手の建物が、本陣です。
こちらに手前から囲炉裏付きの客室が5部屋とお食事処があり、
奥にはフロントなどの事務所があります。
右手の建物は、2号館と3号館です。
6畳一間のこじんまりとしたお部屋になってまして、
一人宿泊も可となってます。
中ほどまで進んで「本陣」の建物の端のこちらの中にフロントがあります。
玄関はこちらも2重扉になっていて、
最初の扉の中に入ると右手に飲み物を冷やす場所があります。
キンキンに冷た~い水でした!
2枚目の扉を入ってすぐ左手にフロントがあります。
秘湯らしい、こじんまりとしたフロントですね。
まずはお部屋に案内していただきました。
お部屋は先ほど通りすがった、3号館でした。
こちらが3号館の玄関になります。
3号館の玄関を入ると、すぐ正面に階段があります。
「日本秘湯を守る会」の提灯も所々でしっかり掲げてあって情緒がありますね。
お部屋は3号館の1階でした。
玄関を入った右手になります。
下駄箱が通路の端まで続いていました。
お部屋の入口です。
扉が通路から少し引っ込んだ形状になってます。
部屋番号は72番のお部屋でした。
そして、こちらがお部屋です。
6畳一間なので、本当にこじんまりとした印象ですね。
建物もそうですがお部屋も純和風で、
鄙びた雰囲気が秘湯のお宿というのを醸し出してますね。
ちなみに、お部屋に風呂とトイレは付いてません。
お部屋のテーブルの上には、黒い折り紙で折られた鶴が置いてありました。
「鶴の湯温泉」さんらしい演出ですね。
ちなみに、トイレは各階にありまして、
1階は玄関を挟んだ反対側にあります。
玄関を入って左手側の通路を奥まで行きます。
通路を奥まで行くと、画像のような休憩所がありますので、
その手前を右折した先にあります。
右手には流しがありまして、
トイレは左手になります。
こちらがトイレです。
一息ついたら、早速温泉に入りに行きました。
「鶴の湯温泉」さんには、全部で6つの浴室があります。
・混浴露天風呂
・中の湯(男女)
・白湯(男女)
・黒湯(男女)
・内湯(男女)
・貸切風呂
所々にご覧の様な案内図が掲示されています。
内湯が東本陣で、貸切風呂が新本陣の建物内にあります。
橋の向かいに、すぐ温泉の小屋があります。
こちらには、「黒湯」と「白湯」という温泉の浴室あります。
入口は3つあって、両端が女湯で男湯は真ん中になってます。
男湯は、中で「黒湯」と「白湯」で別の浴室に分かれています。
建物の中に入ると、
右手に脱衣所と「白湯」があります。
まずは「白湯」からご紹介しましょう。
温泉分析書(白湯)
泉温:59.6℃
湧出量:不明
pH:6.6
成分総計:2,817mg
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
お湯の感触はツルスベ~の肌触りで、美肌効果があります。
しかも塩化物泉でもありますので、コーティング効果も期待できます。
お湯の色は硫黄泉らしい乳白色のお湯です。
味は苦くて、少し酸味があって酸っぱい味でした。
浴室です。
湯量は豊富で浴槽からお湯が常に溢れていました。
湯口です。
木製のお湯の通路が見える形で配置されていて、
木がかなり腐食して温泉成分の積出物も付着しているので、
視覚的にも温泉を楽しめますね。
湯量が多いのもあって、
浴槽の周りにも温泉成分の積出物が付着していて、
波の紋様のような形状に固まってました。
続いては、「黒湯」の方です。
小屋に入って、正面左手にあります。
温泉分析書(黒湯)
泉温:58.7℃
湧出量:不明
pH:6.8
成分総計:3,387mg
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
ツルスベな肌触りのお湯で、美肌効果が期待できますね。
塩化物泉で、温まりの湯でもあります。
味は苦酸っぱい味で、「白湯」よりもジャッカン酸味が強いですね。
「黒湯」という名前ですが、
お湯は硫黄泉の特色である乳白色のお湯でした。
浴室です。
浴槽はかなり小さ目で、2人も入れば満杯になってしまいますね。
湯口です。
こちらも温泉成分によって木が腐食をしていました。
浴槽はこちらも温泉成分の積出物がけっこう付着してましたので、
温泉につかっている感があり、
浴感はとても良かったですね。
次に内湯を紹介します。
内湯はフロントを出て左手に見える川にかかった橋の通路の先にあります。
東本陣・新本陣の建物から入ります。
川の左手にあるこちらの門の先に玄関があります。
東本陣の玄関です。
左手がフロントに繋がってます。
正面には階段があって、その先の通路は新本陣の建物に繋がってます。
内湯は、玄関から右手の通路を進んでいきます。
東本陣の1階通路です。
こちらの途中で右手に曲がります。
右に曲がった所が、橋の部分の通路です。
そのまま奥まで進みます。
突き当りがそのまま浴室になってまして、
ここで男湯と女湯に分かれています。
脱衣所です。
小屋は小さい造りで、中はかなり手狭ですね。
温泉分析書(内湯)
泉温:59.6℃
湧出量:不明
pH:6.6
成分総計:2,817mg
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
内湯は、「白湯」の源泉を使用しています。
内湯です。
浴室もかなり手狭でした。
浴槽も2人でいっぱいになる広さでした。
浴室全体が木造りで出来ているので、
とっても浴感が良かったですね。
浴室を入って左手に、洗い場があります。
内湯と貸切風呂にだけ洗い場がありますので、
宿泊される方には重宝しますね。
木造りの浴槽と乳白色の温泉との組み合わせが、
とても素敵ですね。
お湯の温度は適温でした。
今度は貸切風呂にご案内です。
いったん東本陣の玄関まで戻って、
玄関正面の階段を上ってその先に続いている通路をそのまま進んでいきます。
通路で後ろを振り返るとこんな感じです。
通路の先で新本陣の建物に繋がってます。
左手が宿泊の客室に繋がっていまして、
貸切風呂は衝立があってちょっとわかりづらいですがこの右手にあります。
貸切風呂は浴室が2つあって、
予約無しで空いていればいつでも自由に入ることが出来ます。
扉の表に掲げてある札をひっくり返して入浴中と空と表示する形になってます。
脱衣所です。
こちらもけっこう手狭ですね。
温泉分析書(貸切風呂)
泉温:58.7℃
湧出量:不明
pH:6.8
成分総計:3,387mg
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
貸切風呂は、「黒湯」の方の源泉を使用しています。
浴室です。
こちらの浴槽もかなり小さ目ですね、2人が限界でしょう。
貸切風呂なので、大人数入ることは無いので丁度良いのかもしれませんね。
こちらも浴室全体が木造りで出来ているので、
とっても浴感が良かったです。
貸切風呂にも洗い場があります。
湯口です。
湯量はそこそこな感じですが、浴槽が小さいため新鮮なお湯が提供されてました。
内湯と比べると造りが新しいですね。
お湯は、こちらもきれいな乳白色です。
湯温は適温で、味は苦酸っぱい味でした。
新本陣内の貸切風呂の近くには、ご覧の様なお洒落な休憩スペースがありました。
ストーブもあって、暖かいです。
ちなみに、新本陣の客室側はこんな感じです。
「鶴の湯温泉」さんの中では一番新しい建物ですが、
それでも純和風で鄙びた雰囲気がとても良いですね。
そしてお次が、「中の湯」と「鶴の湯露天風呂」です。
脱衣所は一緒になっていて、
「露天風呂」に入るのにも「中の湯」の浴室を経由して外に出る形になってます。
脱衣所です。
ガラスの窓が広いので、「中の湯」も「露天風呂」の方も見えます。
温泉分析書(中の湯)
泉温:45.1℃
湧出量:不明
pH:6.7
成分総計:3,131mg
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性 低張性 高温泉)
中の湯は黒湯、白湯とはまた別の源泉となっていますが、
泉質的にはほとんど一緒でどちらかというと白湯とほぼ一緒の泉質となっています。
名物の露天風呂の泉温がぬるいので、
こちらの泉温は熱めとなっています。
露天風呂から出た後の温まりの湯としてつかるといいですね。
こちらが「中の湯」の浴室です。
温泉成分の積出物がかなり付着してますね。
お湯の色はきれいな乳白色で、白い細かい温泉成分の湯の花がお湯の中で舞ってました。
お湯の温度は、少し熱めでした。
これは「露天風呂」がぬるいので、
上がり湯で体を温めるためだと思われます。
湯口は竹製の筒で出来てました。
浴槽をはじめ浴室全体が木製ですが、
温泉成分の積出物が石化して浴槽の縁が石風呂の様になってました。
最後に露天風呂にご案内です。
「鶴の湯温泉」といえば、やはり露天風呂ですね。
こちらの露天風呂は、混浴の露天風呂になってます。
女湯は「中の湯」の方から露天風呂まで浴槽が伸びていて、
お湯の色が乳白色でお湯に入ってしまえば見えないため、
女性でも入りやすい混浴の露天風呂だと思います。
温泉分析書(鶴の湯「露天風呂」)
泉温:37.6℃
湧出量:不明
pH:7.3
成分総計:3,387mg
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性 低張性 高温泉)
なんと意外なことに、こちらの露天風呂だけ硫黄が含まれていないため硫黄泉ではありません。
見た目はいかにも硫黄泉なんですけどねw
一番の特色が足元湧出の源泉で、
浴槽のあちこちでポコポコと泡立ってお湯が湧出しています。
源泉自体が浴槽になっているので、最高に新鮮なお湯につかることが出来ます!
足元湧出の源泉につかれる温泉はとっても貴重で、
しかもこれだけの広さの露天風呂はそうそう無いのでまさに名湯という名にふさわしい温泉です。
源泉の泉温が低く、その源泉をかけ流しでそのままの状態で提供されているので、
お湯の温度はぬるいです。
真冬のこの時期ですと温泉につかっていても寒く感じられるかもしれませんが、
源泉が湧出している地点は熱いお湯が出ているので、
もし寒い方はポコポコと源泉が湧出している場所に陣取ると寒くないのでおすすめです。
雪見露天風呂で景色を眺めながらのんびりつかるには最適ですね。
「中の湯」から外に出た所から露天風呂までがジャッカン距離があって、
途中に雪が積もって固まって凍結している場所があったので、
露天風呂につかるまで足が冷たくて寒いですね(^_^;)
露天風呂の手前の脇には、
女性用の「中の湯」へと続く通路として浴槽が続いています。
この先は男性は立ち入り禁止になってます。
足元湧出の源泉です。
源泉がポコポコと泡を立てて足元から湧出している様子が分かります!
足元湧出の源泉以外にも、
ご覧の様な打たせ湯の様にお湯が流れている所もありますが湯量は多くないので、
ほとんどが足元湧出の源泉で提供されています。
景色も良くて、積雪もかなりありましたので、
雪見露天風呂を存分に味わうことが出来ました!
温泉を満喫した後は、お食事の時間です。
お食事処は、本陣の7番でした。
入口を入って、すぐ左手に囲炉裏がありました。
お食事処は、こんな感じです。
お夕食の品々です。
どちらかというと質素な感じで、豪勢というわけではありませんでしたが、
山の幸をふんだんに使ったお料理で、
味も美味しかったですし、
量もお腹がパンパンになるくらい満足でした。
ご飯に加えて、山の芋鍋もお代わり自由でした!
お部屋のお布団が敷かれるとこんな感じです。
とっても暖かかったです。
翌日の朝食です。
朝食も美味しかったですね。
チェックアウト前にもうひとっ風呂入ってきました。
朝食後の時間帯は誰も入って無かったので、
一人での~んびり雪見露天風呂を堪能しました!
期待通りの良い温泉で泉質もとても良いで、
それだけでなく温泉宿としての風情もあって、
ぜひまた宿泊したい温泉宿でした。
■鶴の湯温泉
HP:http://www.tsurunoyu.com/
宿泊
(立ち寄り湯の場合)
営業時間:10:00~15:00
入浴料:600円
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2月頭でこの雪ですか!?
以前は冬期は鶴の湯営業していなかったんですよ
大好きな宿で数十回泊まりに行っています
良いお湯ですよね~☆ 自然薯の団子汁も美味しいし^^
by viviane (2017-03-07 11:59)
>vivianeさん
十数回!!
常連さんですね。
以前は冬季営業してなかったのですね~、
今では雪見露天風呂の代表格的な存在なので意外ですね。
また、ぜひ行きたい温泉宿でした。
by 温泉ソムリエ ガラパン (2017-03-08 08:44)